読者の皆様は、ゴールデンな休日を過ごされましたでしょうか。今年は前半と後半に分かれていたため、連休ボケにはならずに済んだ方も多いと思います。全国的な低温傾向の中、長野県内も例年よりも寒い1週間となりました。前回のブログでお伝えした通り、4月21日以降の遅霜で果樹や野菜に大きな被害が出ています。野菜は植え替えということも可能ですが、果樹はそういうわけにはいきません。高冷地などでは野菜の定植をもう少し待ったほうがいいという声も聞こえました。今後の天候が安定し、生育が順調に進むことを祈るばかりです。
アベノミクスの効果が輸出企業中心にあらわれていることが連日ニュースで伝えられていますが、輸入品の値上がりもあり、消費者はその効果を実感できていません。農業現場でも輸入に頼らざるをえない燃料や資材費の高騰の影響が出ています。ぶどう産地の中野市では、ハウスぶどうの初出荷時期が遅れるなどの影響がありました。
そんな厳しい環境の中でも、農作業は進みます。田植えに向けた代掻きもすすみ、あたり一面が水鏡となる時期も近いです。カエルの鳴き声や、近頃はあまり見かけなくなったツバメの囀りも聞こえています。また、アンズの産地の更埴市や長野市では摘果がピークを迎えました。6月下旬から7月中旬の出荷に向け、低温の影響を見ながらの作業です。
信州の春は果樹をはじめ、色々な花が一気に咲き目を楽しませてくれます。長野県では花の栽培も盛んで、カーネーションは全国1位の生産量を誇ります。カーネーションといえば母の日(2013年5月12日)がもうすぐ。日々の感謝を忘れずに伝えたいものです。
富士山が世界文化遺産に来月正式決定される見通しとのこと。日本人としてやはりうれしいですね。信州の山々も徐々に緑に色づき、山菜の季節となります。タラの芽やコシアブラ、ウド、コゴミ、ワラビにギョウジャニンニクなど、名前をあげるだけで気分も高揚してきます。今年は例年よりも生長が遅れているとのこと。また、山歩きには無理は禁物です。食用と間違えやすい食べられない山菜もありますので、専門家のアドバイス受けるか、直売所などでご購入されることをおすすめします。
新緑に輝く季節は、長野県内もウォーキング&ランニングイベントが目白押し。空気がおいしく、心身ともにリフレッシュできる大好きな季節です。少し遠出をして、高原の風を感じながらのウォーキングを楽しんでみませんか。
・上高地ウォークラリー2013
(松本市:2013年5月7日〜6月30日)
・チャレンジ トレイルランニング
(長野市:2013年5月11日・25日)
・立山・雪の大谷ウォーク
(大町市:2013年4月16日〜6月10日)
・信州・霊仙寺湖ノルディックウォーキング体験会
(飯綱町:2013年4月〜11月の毎月第2日曜日)
・落倉新緑ウォーキング2013
(白馬村:2013年5月12日)
長野市鬼無里では、「奥裾花自然園 水芭蕉まつり」が2013年5月11日に開催されます。雪解けに咲く水芭蕉と清々しい空気を堪能してはいかがでしょうか。
ご当地キャラ総選挙で長野県の県観光PRキャラクター「アルクマ」が予備選挙を突破し、地区予選進出を決めました。決選投票に向けた投票は2013年5月11日から始まります。ぜひ応援をしてくださいね。
また「日本縦断ご当地キャラ・フェス2013 in ながの」が、2013年5月10日〜13日に長野市のビックハットで開催されます。総勢80体ものゆるキャラに会えるだけでなく、ご当地グルメも食べられますよ。
[巻頭のカバー写真] ゴールデンウィークの信州は晴れた日が多く、安曇野市では常念岳など美しい北アルプスの山々を見ることができました。各地で鯉幟がはためき、この時期だけの景色を演出してくれました。
*コラムはしばらくの間お休みさせていただきます。