この豚丼はどうしても食べてみたいですよね

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新潟との県境に近く、1年の3分の1が雪に覆われるという豪雪地帯の飯山市で、先週末、新しいB1グルメが誕生しました! 一般からの公募で募集した17候補の中から栄えあるグランプリに輝いたのは、地元産のこだわり豚「みゆきポーク」と「幻の米みゆき米」に、野菜がたっぷり乗っている、見た目にも彩りの美しい丼、「みゆき豚丼」です。ね、食べてみたいでしょ? 今後は商品化も含めて、地域の味として広めていく予定だとか。

飯山市の味はなにか?
「みゆき豚丼」の誕生は、1月30日に飯山市で開かれた「第1回かまくらサミット」にあわせて公募された「B1グルメにチャレンジ! みゆき豚丼グランプリ」でのこと。サミットには飯山市と同じ豪雪地帯として知られる秋田県横手市や、県内の大町市、野沢温泉村など、名だたる雪の名所から代表者が集まり、冬の雪を夏の冷房に使うことや、雪を生かした観光、地域おこしなどについて討論が展開されました。サミットに来場した横手市は2009年、地域の食材を使ったご当地グルメの全国大会「B1グランプリ」で、「横手焼きそば」で優勝しています。"地域おこし"では一歩先を行く横手市にあやかろうと、飯山市でも新しい味作りを企画したのです。

条件は、飼料からこだわる豚肉「みゆきポーク」と、新潟県魚沼に隣接し、上質の米が採れることから"隠れ魚沼"とも呼ばれる地元産コシヒカリ「幻の米」を使い、ワンコイン(500円)で作れること。審査は、テレビドラマ「王様のレストラン」で料理をプロデュースしたシェフ・吉野好宏(よしの・よしひろ)さんを審査委員長に、地元の女性や小学生たちが行いました。

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左から優秀賞の宮本宣子さん、グランプリ獲得の竹節志げ子さん、
準グランプリの丸山和晃さん、シェフの吉野好宏さん

イタリア風味付けのポークピカタ丼だっ!
グランプリを獲得したのは、上高井郡小布施町に住む竹節志げ子(たけふししげこ)さん(64)。炊きたてのご飯のうえに、豚肉のジューシーさを損なわないように卵と小麦粉にくぐらせて焼いたポークピカタとトマトソースを載せ、その上にナスやカボチャ、ジャガイモ、赤ピーマン、レンコン、菜の花などの素揚げを彩り鮮やかに盛りつけたもの。見た目の美しさと、手作りのトマトソースを使ったイタリア風の味付けは、会場内でも好評でした。

吉野シェフから「味のバランスも見た目のバランスも良く、元気が出て、楽しくなる丼」と講評をもらった竹節さんは「お米と肉がとてもおいしかったので、後は野菜を添えただけです。季節感のある野菜を使って、季節や家庭でアレンジできる丼に仕上げました」と控えめながら、喜びを語りました。

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みゆき豚丼解禁日が待たれます
ロッジやレストラン経営の経験もある竹節さんは「今回、みゆきポークの柔らかさや脂のおいしさを初めて知りました」と話し、近く予定している200人規模のパーティーでも「さっそく使わせていただきます」と地域食材を改めて見直す機会になった様子です。グランプリになった「みゆき豚丼」は今後、レシピを公開して広く市民に周知するほか、商品化も検討していくそうです。

食べられるようになる日が待ち遠しいですね。


取材協力:信濃平観光協会
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