スキーシーズン真っ只中! 白銀があなたを呼んでます! 今年の冬は、暖冬の影響で雪不足が騒がれていますが、そんな悩みを吹っ飛ばすかのように、長野県飯山市の戸狩温泉スキー場では、あの『りんご豚まん』に続く第2弾、『戸狩ラーメン』が誕生して、若いスキー客の皆さんに大変好評というニュースが飛び込んできました。
そうです、これは、地元JAである北信州みゆきのブランド豚肉「信州みゆきポーク」と地元産きのこ、エリンギやしめじを使ったこだわりのラーメン。雪は少なくても地元の味『りんご豚まん』と『戸狩ラーメン』が、ゲレンデを盛りあげてくれているのです。
ラーメンのうまいスキー場
なんとかスキー場のラーメンをおいしくしたい! そもそもこの戸狩ラーメンが誕生したのは、そんな熱い想いがあったればこそ。ラーメン開発にかかわった戸狩観光協会の高橋研吾さんは、「ここ数年、県内でラーメンに人気が高まっており、うまいご当地ラーメンでスキー客を呼び込むことができれば・・・。」と語ります。
りんご豚まんの企画にもかかわった高橋さんは、スキー場の飲食店と一緒になって、昨秋、地元食材をふんだんに盛り込んだ味で人を呼べるラーメンの開発に着手。その名もスキー場のラーメン革命! 「戸狩ラーメン開発プロジェクト」。
「地元の食材を使って、この戸狩にも飯山ならではのご当地ラーメンを作りたい」「なにかと評判のよくないスキー場のラーメンを、どうしたら皆さんに喜んでいただけるラーメンに劇的に変えられるだろうか?」
戸狩ラーメンはほんものの美味しさ
そこで、プロジェクトのプロデューサーとして長野市の人気ラーメン専門店に依頼し、全面協力のもと、吟味に吟味を重ね、信州みゆきポーク、しめじ、エリンギなど地元食材をふんだんに使って仕上げた「戸狩ラーメン」が誕生したのです。
この「戸狩らーめん」は、ゲレンデ周辺の『みゆき食堂』『レストハウスとがり』『ハニータカラ』の3店で食べることができます。みゆきポークは共通ですが、きのこはエリンギやしめじを使ったりと、店によって多少違いがあります。
さて、注目の味は・・・と言うと、記者は『みゆき食堂』でいただいたのですが、スープはコクのあるとんこつ味噌味で、最後まで飲んでしまいたいほどおいしい! ちょっとピリ辛で体も温まります。コシの強い絶妙な太さの麺がよく絡み合っています。トッピングは、もちろん、信州みゆきポークのお手製チャーシュー、地元産のエリンギと野菜がたっぷり。ゲレンデの食堂で、こんなおいしいラーメンが食べれるなんて、またまたやみつきになりそう・・・。
食べにおいでよ
「若い人に人気で、一日100食近く出ることがあって、仕込みが間に合わなくて、午後1時過ぎに打ち切ったこともあるんですよ」みゆき食堂の高橋二郎さん(63)(写真)も笑顔です。この戸狩ラーメンのおかげで、他の食堂の皆さんの表情も心なしか明るい。また、りんご豚まんのときと同じで、スキーはしないけど、この戸狩ラーメンが食べたくてスキー場を訪れる人もいるようです。
この一大企画の仕掛け人として奔走した戸狩観光協会の高橋研吾さんは「3件の食堂で足並みをそろえるのが大変だった」と言います。もともとゲレンデの食堂では、ラーメンを作る設備が整っていたので設備投資はかからなかったらしいのですが。
「年末年始は、りんご豚まんの生産が追いつかなかった」とうれしい悲鳴。「今年の冬は雪不足もあるが、豚まんとこのラーメンを追い風に、多くの人をゲレンデに呼んで地域を盛りあげていきたい」と話してくれました。
スキー場は3月いっぱい営業
戸狩スキー場は、雪の状況にもよりますが3月末までは営業しています。さあ、この冬限定! みゆきポークとキノコたっぷり! コクのあるとんこつ味噌ラーメン「戸狩ラーメン」ですよ! スキーファンならずとも、ラーメンに目がないあなた、ゲレンデへ急いでください!
戸狩温泉スキー場公式ウェブサイト
■関連記事
りんご豚まん2.0のリリースは16日だ!