JA長野県グループが取り組む「信鮮!信旬!キャンペーン」(2017年10月まで)。
長野県内16JAの直売所・Aコープを中心に、長野県農業のすばらしさ・豊かさ・おいしさを地域の方に再認識してもらうイベントです。会場では、地元の旬の食材・料理などを来場者に振る舞います。
8月の最後は、松本市のJA松本ハイランドで開かれた「よい食パク博~信鮮!信旬!地元の食材まるかじり~」を取材しました。
地域の食材を五感で味わう体験参加型イベント
「よい食パク博」は、地域農業への理解、地産地消や食の安全安心についての発信と、地域にJAをもっと知ってもらい、地域住民との交流も兼ねた、参加体験型の「食」のイベント。おにぎり作りやディップでサラダ、トウモロコシもぎとり体験など、15ものブースでイベントが行われました。
オープニングはJA松本ハイランド相撲部が五穀豊穣を願い土俵入り。
末吉くんは、「太刀持ち」で飛び入り参加しました。
おにぎり作りに挑戦だ!
JA産の「コシヒカリ みどりの風」を炊いたご飯に、参加者が好みの具を入れて自分でおにぎりを作ります。
具は、定番の「うめ」「さけ」にはじまり、「野沢菜タラコ」「たまごやき」「キムたく」「きゅうりの佃煮」「チーズ」の7種類。ラップをしいた紙皿の上にご飯を盛ってもらい、7つの具材から好きなものを3つ選んで乗せて、にぎります。
ディップでサラダ♪
JA管内で朝採りした旬の野菜を、手作りディップで食べます。
キャベツ、キュウリ、ニンジン、パプリカ(赤・黄)、リンゴ、ミニトマトなどなど。
手作りディップは、「みそディップソース」「みそマヨディップソース」「ごまみそディップソース」の4種類。
他に、旬の野菜とエーコープマークの浅漬けの素で作った、サラダ感覚で食べられるお漬物が並びました。
スイカとトウモロコシでドキドキ
「スイカ割り」というと、グチャと割れてしまってちょっともったいない? いえいえ、紙でできた棒を使ってのスイカ割り体験なので、スイカが割れることもなく、怪我の心配もありません。
もちろん、体験の後はスイカをおいしくいただきました。
茎に実ったトウモロコシをもぎ取りました。小さな子どもたちは、大喜び。もぎ取ったモロコシは、お持ち帰りしました。
防災カレー&巨大カステラで貴重な体験
姉妹JAの、宮城県JAいしのまきから職員が訪れ、防災カレーを振る舞いました。
ご飯は、東日本大震災の経験を生かし、ビニール袋に米と水を入れて湯煎で炊きました。
地元産の卵と信州産の牛乳、エーコープむしパンミックスなどを使って、小学生が生地作りから参加。絵本「ぐりとぐら」に登場する直径90cmの巨大カステラを再現しました。
このほか、乳搾り体験やトラクターと一緒に写真を撮ろうなど、盛りたくさんのイベントで子どもから大人まで楽しみました。
今年で9回目を迎える「よい食パク博」。食と農への関心を高めるきっかけとなり、地産地消を進めるJAの取り組みが、地域のみなさんにも伝わったのではないでしょうか。
JA松本ハイランド