「編集部員のつぶやき」でもご紹介したことのある「温泉につかるサル」「スノーモンキー」。以前は、夏場のサルたちでしたが、今回は正真正銘「温泉につかるサル」を見に、県北部の地獄谷野猿公苑(山ノ内町)にやってきました。
訪れたのは12月末。本来なら雪が降り積もっていてもおかしくない時期ですが、今年は暖冬のせいか、いつぞや降った雪が溶け出しているほど。車を運転する私にとっては雪がなくてほっとしましたが、「もしかして、暖冬ゆえにサルも湯につかっていないかもしれない...」「そもそもサルはいるのか...」と一抹の不安を抱きながら向いました。
到着してみてビックリ! いるわいるわ、わんさかサルがいるのです。野猿とはいえ、ちゃんと"ごはんの時間"があり、管理人の方が合図を出すと集まってきます。半放し飼い!? 的な感じですね。
わずかですが、湯につかるサルも見ることができました。
見ていると、肩までつかっているサルはおらず、大体が半身浴です。(健康的~)
そもそも湯につかるサルは全体の3割程度で、メス・子ザルしか入らないとのこと。オス・メスの見分けはつきませんが、親子らしきサルが温泉につかる様子は見れました。
湯上りは、ふっさふさの毛が濡れて、ボディーラインが丸分かりになってしまいます。毛が濡れて寒くないのかな? とお思いかも知れませんが、なんとサルは湯冷めをしないらしく、そもそも汗腺が少ないとかで、体温調整をあまり必要としないそうです。
ごはんの時間になると、食べることに集中するため、温泉には入らなくなります。
温泉につかるサルを見たい方は、「ごはんの時間前」を狙って訪れてみてくださいね。(ジャスミン)
地獄谷野猿公苑