紅葉もそろそろ終盤となり、市街地の道の隅にも落ち葉を見かけるようになりました。艶やかではないけれど、趣を感じさせてくれる風景です。・・・と、風情を楽しみながらも、食いしん坊の編集部員が気になるものといえば、、、焼きいも! 「石焼〜きいも〜、おいもだよ〜」でお馴染の移動販売車をはじめ、スーパーなどでも石焼きいもを見かけるようになりました。しかし、販売しているものに負けず劣らず、落ち葉を集めたき火でする焼きいもは格別ですよね。ということで、小学生以来(!)となる焼いもに挑戦しました!
焼きいもができる贅沢
落ち葉が豊富にあったり、広い空き地があったり、やろうと思えば焼いもができるというのは、田舎暮らしの醍醐味の一つでしょうか。
さて、まずは家の周りの落ち葉を集めました。前日は雨降りでしたが、今日はさわやかな秋晴れです。落ち葉も少し乾燥させれば、よく燃えてくれそうです。
落ち葉だけでは心細いので、ワラも使いました。これは、とっても良く燃えます。今回は、サツマイモとサトイモを焼いてみます。
新聞紙で包んで、水で濡らして、さらにアルミホイルで包みます。空気が入るように重ねた落ち葉や枝の中に、サツマイモたちを投入! おいしく焼けますようにー♪
たき火でほっこり
火をつけて間もなくすると、バチバチと勢いよく燃え始めました。
※たき火は、各自治体の条例に従って近所の迷惑にならないよう、安全な場所で行いましょう。
予想以上に煙が出てしまいましたが、次第に炎と煙が落ち着きました。炎のゆらぎにはリラックス効果があるともいわれます。待っている間は、ゆらぐ炎とぽかぽかとした温かさに癒されました。
表面が真っ黒に焼けた後も、内部が焼けているので、穏やな煙が細く昇っています。熱がじわじわとお芋たちに伝わって、徐々においしく焼けていると想像すると、よだれが出でしまいそう(笑)。
しっとりと甘く焼きあがりました!
火を入れてから1時間以上経ったので、焼け具合をチェックしました。串がスッと入ったので、焼けているようです。やったー、焼いもの完成です!
アルミホイルと新聞紙を外すと、しっとりと焼けていました。今回は、地元で採れた「安納芋(あんのういも)」という品種のサツマイモを焼いたのですが、しっとりしていて、とっても甘く焼きあがりました。
サトイモは、ほっくり感とねっとり感が絶妙です。このまま食べたり、塩をかけただけでもおいしいのですが、しょうゆ&バターをかけたら、さらにおいしくなりそうです。しっかり火を通したサトイモは皮がスルっと剥けるので、これを味付けして煮たらとてもおいしい煮ころがしになりそう...と、次々にいろいろな食べ方を想像してしまいました。
落ち葉でする焼いもは、ひと手間どころか、ふた手間以上かかりました。でも、温かなゆらぐ炎をみんなで囲み、ゆっくり火を通したお芋の甘みや、少し焦げたほろ苦さなどを楽しみ、心温まるひとときを過ごすことができました。