旬の食材がリレーで登場
食べる人の心に響く信州松本の味
販売している松本大学の学生(提供:JA松本ハイランド)
2013年11月15日、松本駅改札口前で完成発表記者会見が行われ、翌12日午後3時から1日20個〜30個を週末限定で販売しました。
学生を中心としたプロジェクトメンバーは昔懐かしい駅弁売りの格好で、大きな声で販売しました。自分たちが作ったお弁当という意識を持って、一生懸命に売る学生たちの姿は、駅を利用する多くの女性の心を打ったのでしょう。購入する方のほとんどは女性で、毎回2時間以内には売り切れました。また、購入してくださった方にハガキでのアンケート投函を依頼し、結果をプロジェクトメンバーで共有し、内容の微調整にも取り組みました。
松本弁当「城下町のおごっつぉ」は毎朝9時前後(日によって10時)から作り始め、11時に松本駅内にある販売店「あずさ」の店頭に並べられます。手間がかかるため、平日は1日5食、休日は1日10食という数量限定販売です。他の販売価格帯に比べ高価な駅弁であるにもかかわらず、毎日売り切れています。
食材の原料は、イイダヤ軒がJA松本ハイランドの直売所「ファーマーズガーデン内田」へ直接出向き、仕入れています。とれたての野菜や岩垂原SPF豚など、新鮮で安心・安全な地元の農畜産物が、松本らしさいっぱいのお弁当に生まれ変わるのです。
調理もほとんどが手作りで行われています。
実際に作っている料理人の皆さんからお話を伺ってみると、「通常のお弁当とは別に5食分のみを手作りで作っているので、手間は一番かかっていると思います」とのこと。それだけに味も美味しいんですね。
松本弁当「城下町のおごっつぉ」は2段重ね。食べる人に松本の魅力を語りかけているような、読んでおいしいお品書きも添えられています。