片桐さんの農事録
[片桐さんの農事録]

みなみ信州発☆羊と暮らすゆきさんの農事録 第9回

ゆきさん農事録

 

こんにちは^^*
例年であれば、「9月に入ったというのにまだまだ暑い日が続きますね><;」・・・なんて書く所ですが、今年は、お盆の頃から続くイマイチぱっとしないお天気のせいですっかり秋の陽気ですね。朝晩は肌寒いくらいですが、皆さんいかがお過ごしですか?

 

酪農家にとって一番怖いものは・・・

ゆきさん農事録

 

さて、今月ですが、・・・お盆を過ぎたら行う予定の作業が、雨のために9月の半ばになっても取り掛かることが出来ず、ビックリするくらい話題がありません(笑)
数軒の酪農家で共同作業を行う忙しい季節なので遊ぶ予定も立てて居なかったし、基本的な酪農の仕事をする以外は、お昼寝や読書、海外ドラマを見ることだけに費やした毎日でした^^; 滅多にないけど、こういうこともあるある!と開き直ってだらだらしていました(笑)

乾燥機が大活躍する、まるで梅雨の様な雰囲気に人間はうんざりですが、暑さに弱い牛もーは早くから涼しくて随分快適そうです^^*
ただ、昔から台風などの低気圧がくると子供や動物がいきれる(「興奮する」などの方言でしょうか)と聞いていましたが、目を疑うような乳量を一回で出してみたり(私の知る過去最高は台風接近時1日で75キロです。泌乳期ピークでも40キロ前後なので、もの凄いですね!)、突然に無意味な足蹴りをしてきたりと、そういう意味ではやっぱり有り難くないと言いますか・・・。毎日の酪農の仕事だけは、屋内のために雨風台風といった天候に左右されず行えるのが救いですね^O^=3

考えてみると、直接影響を受けるもので怖いのは、雷でしょうか。
酪農業は搾乳や搾った牛乳の冷蔵保存にと、常に電力を必要とするので「突然の停電」というのが一番怖いです。
今年、近所で落雷があり、3つある業務用の巨大扇風機のうちのひとつが壊れてしまったのですが、扇風機のモーターで止まったおかげで全体が停電しなくて済んだのだと後でわかって、心底安心しました>v<;

 

巨大な「もこもこ」と「ほるこ」さん

ゆきさん農事録

 

写真は、台風明けのセロリとパセリ。
・・・ぁ、気付きました? 実は今年、毛を刈りそびれています><; 遠くから見たとき、もこもこの巨大な毛玉が動く様子は、奇妙でちょっと笑えます(笑)

ゆきさん農事録

 

折角なので、我が家5匹目のにゃんこ「ほるこ」さんの紹介を^▽^*
白黒=ホルスタイン模様の女の子と言う意味でほること名付けて十数年、我が家のにゃんこの誰よりも半野良生活を満喫していて、ご飯には帰ってくるけれど、基本的に抱っこも写真もあんまり好きではない様子。
しまうり&しまゆず、しまた君とも顔を合わせればフーフーシャーシャー、ケンカをするので困りものですが、昔からの縄張りも広い姉御なので仕方がないですね^^*

特技は待て。
「待っててね」と言うと、いつまででも同じ場所で待っていてくれるのですが、それは待つ先にご飯があるときだけ(笑)
ご飯を食べ終わった後は見向きもせずに去って行く姉御ほるこでした・・・@@;

ゆきさん農事録

 

下から見ると一匹だけど、上から見ると・・・^w^*
相変わらずの仲良しきょうだいです♪

ゆきさん農事録

 

台風からの大雨被害に続き、地震までもと、何かと気持ちの落ち着かない日々を過ごされている方も居ると思います。
皆様ご無事で、そして、どうか被害も最小限で落ち着きますようにと祈ることしか出来ませんが、そんな中でいつもと変わらない毎日を過ごせることに感謝をしつつ、平穏な日常が一日も早く取り戻せるよう願ってやみません。

この記事を書いた人

片桐由貴さん

伊那谷をまっすぐ南に向かって流れる天竜川流域の牛舎で、仕事と趣味、どちらも楽しむという片桐由貴さん。大学卒業後「やっぱり牛が好き!」と、家族の営む酪農に就農して12年。80頭ほどの牛たちと、ペットの羊2匹、猫5匹と過ごす日々を綴ります。

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