こんにちは!
例年になくきっちりとやってきた梅雨に、お天気具合を伺いながら洗濯や仕事の段取りをする毎日ですが、皆様いかがお過ごしですか? 飯田の梅雨は「雨が降るとちょっと肌寒くて暖房器具が恋しくなる」感じがあるのですが、ここ数年は空梅雨寄りでそんな事全く思わなかったのに、今年は久しぶりに昔ながらの梅雨だなぁ・・・とひんやりとした朝晩の空気を楽しんでいます^^
うちのトウモロコシだけ?
昨年は5月のうちから最高気温30℃を超え、しんどかった記憶があるのですが、今年は6月の後半になっても25℃を超える日が殆どなく、暑さに弱い牛もー的にも、そのお世話をする人間的にも快適だなぁと思って居るのですが・・・。
写真、わかりますか? 成長途中のトウモロコシの芽が鹿にかじられてしまっている様子です。5月の種まき後ぐいぐい大きくなる所、気温が伴わないので成長ペースが遅いかな・・・と心配していたら、案の定鹿の標的になってしまっていました><;
写真で見ての通り、この畑の周りには人の気も少ないので、鹿だけで無くイノシシ被害にもあう場所なのですが、お隣さんの畑と比べて見たら、何故かうちの新芽だけかじってあって・・・使っている肥料とか除草剤の成分差異で味でも違うんだろうか? と疑問です(笑)
乳代から天引きなんて・・・
さて。
仕事的には特筆すべき事もなく、ハエはだいぶ出始めてうっとうしいけど先月に続き平和だなぁと思って居るのですが、ちょっと複雑で腹が立ったことがあるので、初めての愚痴を書かせて下さい。
先月と今までと大きく変わったことが本当なら1つはあるはずなんです。今年2月の農事録でも書きましたが、4月に1キロあたり4円乳代が値上げされ、5月末に組合から振り込まれる乳代が「あ! 増えてる」って多少はなってもいいはずだと思うのですけど、・・・乳量の差があるとは言え、まぁ特に変化が無かったわけですね。
色々聞いたりした結果、なんと! 4円のうち約半分を、「乳代から天引き」という形で徴収されていて、それが頼んでもいない事業の財源にされていたのです。
実は2月にも「東海酪連に〇〇円分の予算が組まれたけど、何にどう使ったら酪農家の皆さんのやる気に繋がりますか」みたいなことを聞かれたのですが、よくよく見たらその予算の財源も値上げされる予定の乳代から徴収になっていて、「増えるはずの乳代から天引きされている段階でやる気なんか出ないし気分も萎える」と心底白けました。
どうして、「酪農家の手取り」にしてくれないんでしょうか。7円以上の値上げを交渉し、結果4円で抑えられてしまったのに、蓋を開けてみたら更に2円天引きされて手元には来ていません。乳製品の値上げを「酪農家に還元されるなら」と受け入れて下さっている消費者の方だっているのに。
もしかしたら、何か色々と事情があるのかもしれませんし、それを私が知らないだけかもなんですが、それにしたって、乳代明細書を見ればなんともがっかりで、機会があるなら「少なくとも私は、乳代から勝手に天引きされた財源で事業をされてもやる気には繋がらない」と言いたいです。あ~ぁ。
休日はミュージアム&観劇へ
そんな感じでうだうだ(笑)しつつ、でもお休みだけは全力で満喫してきました^^*
今回も妹と観劇に出かけたのですが、相変わらずチケットがソワレ分しか取れなかったので、舞台の観劇前に国立科学博物館で「大哺乳類展2」、東京国立博物館では「美を紡ぐ~日本美術の名品」、そして東京都美術館で「クリムト展」をハシゴするという、ある意味贅沢である意味もったいない時間の使い方をしてきました(笑)
時間が限られているときに展示を堪能したいなら、音声ガイドの利用がオススメです^^* 要所要所で説明があるので有名人気作品の取りこぼしもないし、大哺乳類展ではクイズも出題されたので、正解した後は不正解バージョンも楽しむとかやってきました(笑)
写真上部はシロナガスクジラのあごの骨なんですけど、TVで見て知ってはいるけど、あまりの大きさに海の中には本当にこんな生き物がいるのかと不思議な気持ちになりました。と同時に、改めて哺乳類の進化の過程を見て、生き物の多様性ってホントにすごいなぁと感じ、こんな不思議で魅力的な生き物が住む地球なのだから、人間ばかりが調和を乱してはダメだよなぁ...と、しみじみと思いました。
少し脱線と言うか、先の話と重なるのですが「美を紡ぐ」の展示の中で、和紙の生産者(美術品の修復などに使う特殊和紙だったと記憶しています)が「一人のみ」と書かれているものが多く、更にその展示を見た少し後に、日本の伝統的な手すき和紙の生産に不可欠なトロロアオイを栽培する農家5戸(この5戸で全国生産の7~8割を占める)が、高齢化と、原料安が生産に見合わず作付けを中止というニュースを見ました。
農業だって同じ事が起こっていくんじゃないかと、少し前に乳代明細を見て不満を持った私は真っ先に思ってしまった訳ですが、こういうのも全部「輸入すればいいや」とか「日常生活では和紙じゃなくても別の物でいいし」とかなっていくのでしょうか・・・。
朝から全力で目と脳を酷使し、東京都美術館に着いた時にはすでにへろへろだったので、初めてここのレストランを利用したのですが、...オムはやしは飲み物か!? と勘違いするくらい美味しくて、妹と「こんな美味しいオムはやし初めて~♪」とか言いながら食べて復活しました(笑) あと、限定30食のケーキもまだ残っていたので食べましたが、甘いものはホントに...心が潤いますね^^* クリムト展は流石の混雑で何かと忍耐を強いられましたが、稲垣吾郎さんの穏やかな音声ガイドと満腹もあって(笑) すごく楽しんで最終目的の観劇に向かうことも出来ました。もし、東京都美術館に行く機会があったら、展示観覧の前に2階のレストランでオムはやしをオススメします^皿^b
大盛況の「信州花フェスタ2019」
期日滑り込みで満喫といえば、松本市であった「信州花フェスタ2019」を見に行かれた方はいますか?
八重桜の頃に遊びに来た父の友人ご夫婦が今回は案内してくださり、終了間際の花フェスタを見にいってきました^^* 地元の方が案内してくれて助かったなぁ、という感想が第一に浮かぶくらい会場が広く、またエリアごとの特徴もあったのですが、会場中心部のやまびこドームの中にあったサボテンのコーナーが特に印象深くて。下の写真、サボテンのサイズもすごいですが、トゲも尋常じゃないですよね(笑) 帰宅してから、あんなにすごいトゲのサボテン、移動するときとかどうするのか聞いてくればよかった~! と思いました。
この花フェスタ、来年は広島県で開催だそうです^^* 松本市では目標人数を大きく上回り、来場者数70万人を突破したようですが、広島でも成功をお祈りさせていただきます^^
今年も牛乳で熱中症対策を
写真のブルーベリーは自宅近所の果樹園わきに植えられているものです。果樹農家の親戚が、収穫してお金を稼いでいるんだとばかり思っていたのに、「去年は忙しくて採りもしなかった」と言うのを聞いて、もったいなくて涙が出そうでした(笑) そこで、今年は「お金払うから採らせてね!」とお願いしてあって、ちょくちょく様子を見ているんですが・・・もうちょっとって感じですね!
さくらんぼや木いちご、桑の実なんかは今ピークですが、来月の農事録更新日辺りまでには桃やネクタリンも美味しくなっていそうです^^* さて皆さん、もう恒例挨拶になっていますが、牛乳が熱中症予防に効果的なのは覚えていますよね? 我が家も牛もーの暑熱対策を始めましたし、皆さんも暑さ本番の前から気を付けて、元気に梅雨明けを迎えてくださいね!
そして、いつもコメントを下さる皆さん、ありがとうございます! この農事録が公開される頃には過去の記事分にもお返事させて頂くので、あわせて読んでいただければと思います^^
では、また♪