田畑さんの農家さん日記
[田畑さんの農家さん日記]

長男の嫁から経営者へ——独立への道

農家さん日記を見てくださっているみなさま、こんにちは~!

年度末ですね。みなさんバタバタしてはりますか? 私もそのひとりです。仲間に入れてください。

ほんとは「別れと出会いの季節ですね~」とか言いたいところですが、そんなこと言うてる暇あったら、堆肥まかなあかんので省略します。

2026年度もよろしくお願いします

インデペンデンス・デイ~独り立ちのとき~

さぁ、インデペンデンス・デイ。

えっ、ウィルスミス?! ちゃいます、私です。

202741日、私、独立します。ついにから経営者に進化します。

というのもですね、農家に嫁いで農業を始めた私。ギーヴォ(義母)とギーヴォの両親とともに農業をやってきたわけなのですが…

寺畑農園、解散することになりました。

 義母にとっての農業=家事の延長
 私にとっての農業=仕事(むしろ命)

この認識のせいで少しずつ生まれてきたすれちがい。バンドでいう「方向性のちがい」ってやつ。

最初は「これが農家なんや」って思って働いていたんですが……いろんな農園に視察に行って思った。井の中の蛙やん、私。というのも…。

そもそも私自身が農業にハマりすぎてること。

農家によって使う肥料、技術、農薬など全部ちがって、決まりはあっても教科書がないこと。

私が農園を経営することに対して半端ないワクワクを感じていること。

ギーヴォの今までやってきたことも大切にしたいこと。

大ギーヴォ(義祖母)と大ギーフ(義祖父)が91歳ということもあり、義母がいつ畑に出られなくなるかわからないこと。

大ギーヴォ、大ギーフも考えてくれる人がいて安心できる...と涙。そんなこんなでギーヴォも大賛成。

ということで結論。経営、分けよーぜ!!!(拍手)

農業で独立する際には、国の制度の都合上3年間は修業が必要なので、あと1年は準備期間。

この1年は、ほぼひとりでとうもろこしと芋の作付けをやる予定。2027年度から本格的にひとりでの経営が始まります。

屋号は「寺畑農園」のまんま。ここは譲れない。だって私の始まりの場所やから。

今年のとうもろこしは、ひとりでやります

生干し芋の出荷が終わりまして、間髪入れず春のとうもろこしの作付け準備です。

tabata01-20260325寺畑農園ネットショップでも大人気の干し芋

インデペンデンス・デイに向けて、前述のとおり今年のとうもろこし、全部ひとりでやります。

言うたな自分、逃げるなよ? いや、私は他人にも自分にも厳しいストイック女....おもしれぇ女.....

ということで。通販で大好評につき終了した生干し芋の余韻に浸る間もなく、夏のとうもろこし収穫に向けた準備が始まります。

自慢のあま〜いとうもろこし作りは土づくりから。ずは自家製堆肥を運搬車に積めるだけ積み込み、畑へ。

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写真右側に散らばってる茶色いかたまりが堆肥。あ、これうんこです。牛のうんこ。このうんこの中に野菜ガラを入れて発酵させています。で、これをスコップでひたすら端まで伸ばす。

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ここで事件。2月の大雪の日、子どもたちとかまくらを作りまして。

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その結果、肩、死亡。まだ痛い。

え? これほんまに雪のせい? なんか憑いてる? スコップ振るたびに「ズキッ」ってくるんですけど、もう無視です。動かしてたら治るやろ。知らんけど。

痛みをこらえつつ堆肥を10回くらい運んだあたりで「これ人間のやる量?」って1回冷静になりますが、やります。これが、我がとうもろこしのおいしさの秘訣なんで。

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ぼちぼちあったかくなってきて雑草も伸びていますね。雑草も一緒に、すぐにすき込み。

タイヤ跡を残さない技術、YouTubeで習得しました。タイヤ跡があるとタネを撒くときに、きれいにウネを成形できなかったり。

なにより見渡したとき、ピンピンにきれいだとテンション上がるよね(アグリ変態)

tabata06-20260325 (2)

2年でこの仕上がり。どう、普通にうまない? 褒めて。

一昨年と去年はボッコボコでした。目に見える成長って上がるよね。全部終わった瞬間の達成感えぐいです。

インデペンデンス後、初のとうもろこし。私自身が作った土で育つ初めてのとうもろこし。

私のエネルギーが、食べてくださるみなさまの血となり肉となるのです。楽しみでなりません......

正直しんどいけど、自分で決めて自分でやる方が楽。全部自分のおかげで、全部自分のせい。

これが独立の正体かもしれん。

シン・寺畑農園でも変わらないもの

tabata07-20260325

柿の剪定は木こりに手伝ってもらいました。

作業効率を上げるために木の高さを下げます。木がでかいと作業しにくいうえに危険⚠️

シン・寺畑農園では何より効率と安全性を重視したいので、バッサリいきます。

あの人木こり、木切ってる時だけ異様にかっこいいんですよ。ほんまにそこだけ。それ以外は.......ねぇ??

tabata08 -20260325

15代目から16代目へ。

なんかカッコよく書いてますが、中身はだいぶ泥くさいです。でも、そんな自分も好き......

農家さん日記を見てくださっているみなさま、そして寺畑農園箱推しのみなさま

来年度も寺畑農園の愉快な仲間たちをよろしくお願いします!

寺畑農園

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この記事を書いた人

田畑優奈さん

大阪から1684年から代々続く南信州・飯田市の農家に嫁ぎ、バリバリのアパレル女子からゴリゴリの農業女子へと華麗に転身した田畑優奈さん。義祖父母、義母(ギーヴォ)、田畑さん夫婦、そして3姉妹の子どもたちの家族4代で農業に取り組み、栽培はもちろんSNSやネットショップをフル活用した販売の二刀流で「稼げる農業」のために奮闘中です。
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