【直売所レポート! No.13】
JA大北農産物直売所「ええっこの里」(大町市)
北アルプスのふもと、大町市常盤。日照量が多く、昼夜の寒暖差が激しいことから、信州有数の"米どころ"として有名なこの土地に、2016年3月、新たにJA農産物直売所がオープンしました。その名も「ええっこの里」。
直売所は地域の顔、ここではどんな特産品が販売されているのでしょうか。
笑顔のすてきなスタッフのひとり、赤羽さん
今朝収穫したとれたてが集合!
"ええっこ"とは、JA大北管内では「お互い様・ゆずりあい」といった意味合いで用いられている言葉で、一般公募によって名称が決まりました。
「ええっこの里」に出荷する生産者は全部で約150名。
生産者は、毎朝7時~8時半頃の間に、今朝収穫したとれたての農産物を自分たちで店内に持ち込みます。
太陽の光をたっぷり浴びたトマト
みずみずしいレタス
北アルプスからの豊富な水で育ったお米
JA大北は、静岡県にある"JAしみず"と姉妹提携を結んでおり、JAしみずのお茶やみかんなど、静岡県でしか購入できないJAならではの品物も店頭に並んでいます。
注目の新事業!「収穫体験」もはじまります
ええっこの里の隣の畑では現在、リンゴ・アスパラガス・ブルーベリー・じゃがいも・とうもろこしといった農産物の収穫体験施設を建設中。収穫期になれば自分で収穫したものを購入することができます。畑を耕していたスタッフも「はじまるのがとても楽しみです」と、期待を寄せます。
漬物好きをうならせる「小谷漬」とは
「ええっこの里」のオススメは「小谷漬(おたりづけ)」。
漬物王国信州の中でも漬物文化が根強いJA大北管内ならではのベスト商品です。
小谷漬を生産しているJA大北小谷山菜加工所では、生産者が山菜を加工所に持ち寄り、約3カ月塩漬けします。その後、加工所のスタッフが手で山菜を大きく切り分け、選別を行い、細かくスライスして一晩、水の中に入れて塩抜きします。その後、プレス機で水分を絞り込み、秘伝の"タレ"と合わせて一晩寝かせて出来上がり。小谷漬けは、重さに対して約3割の塩を使用しており、長期間保存できるとともに、農産物や山菜のアク取りには最適な塩分量だといわれています。
JA大北山菜加工所の大田光工場長は、「小谷漬は、リピーター率が非常に高いのが特徴で、私は名品だと思っています。朝昼晩、すべての食卓に小谷漬を並べてほしいです」と話してくれました。
「毎日の食卓に小谷漬を」と、大田工場長
JA大北農産物直売所ええっこの里
- 長野県大町市常盤6367-26
- TEL 0261-85-2289
- 営業期間 通年
- 営業時間 9:00~17:00
- 定休日 無休(年末年始は休業)