平出さんの農事録
[平出さんの農事録]

セルリーの準備は寒いうちから

こんにちは。セルリーの平出です!

最低気温マイナス8℃に達し、いまだに春の訪れを感じない2024年です。しかし、セルリーづくりはもうはじまっています!

夏場が最盛期のセルリーですが、こんな寒い時期は何をしているのかというと「育苗(いくびょう)」です。

以前、書いたかもしれませんが、セルリーは種から出荷まで5か月を要する、かなりのんびりした野菜です。6月下旬の出荷に向け、年が変わった頃から仕込みがはじまっています。

hiraide01-20240327セルリーの発芽

こちらが種まきから20日後ぐらい経って発芽したものです。まだまだ小さいですね。 

hiraide02-20240327本葉が出る

そこから10日後。ようやく本葉が出てきました。この後プラグに植え替えます。
 

hiraide03-20240327植え替え後

こちらが植え替えて5日ほどたったものです。二葉が小さくなり、本葉が大きくなってきました。

hiraide04-20240327植え替え20日後

根が張り、さらに大きくなります。

hiraide05-20240327ポットに移植 

ポットに移植されて20日経ちました。来週にはハウスに植えられると思います。

こんな感じでセルリーは、畑に植えられるようになるまで何段階も手がかかります。数グラムの苗が2kg超えの株になるんだからすごいですよね。 

では、今回はここまで。また次回の農事録でお会いしましょう!

この記事を書いた人

平出悠太さん

日本最大級のセロリ産地原村。テレビ制作会社を退職した平出悠太さんは、この地で2015年に祖父のセロリ畑を継いで就農しました。母親も勤めをやめ、母子で4haのセロリを栽培しています。今では、ここでしか手に入らない種を育てるなどのチャレンジも。
趣味のサバイバルゲームは、たびたび千葉まで遠征するなど筋金入りです。

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