【直売所レポート! No.06】
JA大北社支所農産物直売所(大町市)
県内では晩成種のリンゴ「ふじ」の出荷が始まっています。各地の直売所は、リンゴが勢ぞろいして秋の深まりを感じさせてくれます。直売所レポート第6弾の今回は、大町市にあるJA大北社支所農産物直売所をご紹介します。
岳と水、そして人に恵まれた町
大町市は県西部に位置し、黒部ダムへ向う登り口としても名高く、立山方面への登山客も基点とする町です。西側には標高3,000m級の広大な北アルプス、東側には1,000m近い山々が連なり、山に囲まれた盆地を南北に高瀬川が縦断しています。平野部には水田が広がり、県内有数の米作地帯でもあります。
この直売所に来たら、ぜひ召し上がってほしいものがあります! それは、手作りの「おまんじゅう」。直売所のすぐ隣にある加工施設で、毎朝作られています。
このおまんじゅうを作っているのは、たんぽぽ工房の皆さんです。平成14(2002)年に結成し、メンバー交代しながら、現在は5人で伝統の味を守っています。
できたてほやほやを店頭に
県内でとれた紫米を使用した「紫まんじゅう」や「紫米大福」、水・土・日曜日限定の地元産もち米でついた「あんころ餅」のほか、茶まんじゅう、米粉せんべえ、あられなど、どれも地元でとれた材料をなるべく使用しています。手際よく作業が進められるよう工夫されていて、出来たものからすぐにパック詰めされ、ほかほかと温かい状態のまま直売所に並びます。
地元のイベントに出品した際には、すぐに売り切れてしまうほど人気なんだとか。予約注文も受け付けており、近所の集まりごとの際にも重宝されているそうです。メンバーの方は「購入した方から『おいしいねっ!』といわれるのが1番嬉しい」と笑顔で教えてくれました。優しいお母さんたちの手作りの味に、見ているだけでも頬が緩んでしまいます。いただいてみると、上品な甘さで、柔らかくて、とっても優しい味です。
リンゴ、野菜、花・・・
北アルプスの恵みがいっぱい
夏場(6月~8月頃)は「あんころ餅」の製造を中止しています。冬場(1月以降)について、おまんじゅう等の製造は未定だそうですが、12月いっぱいは毎日販売されます。「このおまんじゅうを食べたい!」という方は、ぜひお早めにお越しください。
直売所には、おまんじゅうのほかにも、各種リンゴや地元野菜、花など並びます。北アルプスを眺めてドライブをしつつ、手作りのおまんじゅうを頬張ってみませんか?
JA大北社支所農産物直売所
- 大町市社1757
- TEL 0261-62-8890
- 営業時間
- 3月〜12月頃 9:00〜17:00
- 1月〜2月頃 9:00〜16:30
- 定休日 無休
※変動する可能性がありますので、詳細についてはお問い合わせください。