松野さんの農事録
[松野さんの農事録]

田舎で暮らそ。移住女子の就農奮闘記 Vol.7

奈月さん農事録

 

こんにちは(^^)/
秋晴れが続いている9月下旬、家から畑に向かう途中に観光農園があるんですが、そこに観光バスがたくさん停まっているのを見ると、「あ~私ほんとに長野に住んでるんだな」と今更実感が湧きます。笑

 

桃の収穫が終わりました!

あんなに暑かった夏が終わり、朝晩がぐんと寒くなり、りんごが赤くなりはじめた頃、ついに桃の収穫が終わりました。
私たちが来年から借りる畑で育てている最後の品種"紅晩夏"の最後のひとつをとり終えた翌日から、3日間はお休みを頂き、弾丸で静岡~京都~奈良~福井へ旅に出ました。
目的は、来年から独立自営を始める私たちの農園のご紹介!
私たち夫婦にゆかりのある皆さんにご挨拶にまわってきました(*´罒`*)
もちろん、たくさんの桃を車に積んで♪
「来年から楽しみにしてるね!!」のお言葉をたくさん頂き、とても励まされた旅でした。
直接会って自分たちの桃を届けたい、の想いだけで、京都まで行って全く観光もせずに移動しっぱなしだった3日間、総走行距離は1500キロを超えてました~

 

元営業マンとして思うこと

奈月さん農事録

 

その3日間で立ち寄った場所のひとつが、私の元職場。
電子機器メーカーの営業職として約6年間働いた大阪は、色んな思い出が詰まった場所。
ふと思い出したのが、新入社員の頃に上司に言われた言葉。
「お客さんの要望に応えるのは当たり前、感動を与えてようやく一人前の営業マン」
農家も同じだなと思いました。美味しいのは当たり前、それ+"なにか"がないと、わざわざ私たちのものを選んで買ってはもらえない。
農業は、本当にむずかしい世界です(--;)

 

台風18号の到来!

奈月さん農事録

 

そして、9月は"つがる"をはじめ、りんごの早生品種の収穫の季節!!
でも、農家にとっては恐怖の"台風の季節"でもあります。
今年は台風18号が予想を上回る経路をたどり、長野県に直撃!?と心配していたのですが、私たちの地域では、農作物への被害はそこまで大きくはならず、先輩農家さん達と「よかったね~」とほっと一安心。
とは言え、落ちる前にと少々早どりした"シナノドルチェ"、まだ収穫までに2カ月もある"ふじ"の落下、桃の樹が折れたことなど、ショックなことも少しありました。

奈月さん農事録

 

奈月さん農事録

 

天候は人間にはどうしようもないこと。被害を最小限に抑えるためにできることを尽くす。無事に収穫を迎えられたときには感謝の気持ちを忘れない。
自然とともに生きることが農業なんだな、と改めて感じた一件でした(>_<)

 

稲刈りしました!

奈月さん農事録

 

つがる・シナノドルチェの出荷後には、里親農家さんの田んぼの稲刈りとハゼ掛けをお手伝い♪
籾のまま乾燥機で乾燥させるという便利な手段がある現代で、あえて手間を掛けて天日干しさせる昔ながらの〈ハゼ掛け〉。体はだいぶ疲労しますが...おいしさは格別!!

実りの秋、おいしいものをいっぱい食べて更に元気にがんばります (o´∪`)o

 

この記事を書いた人

松野奈月さん

「子どものころに家族で訪れた思い出の地・北信州に住みたい」。県北部の中野市で「地域おこし協力隊」として2年近く活躍してきた大阪出身の松野奈月さん。農業と切り離せない地域の生活や人との出会いを通じて、ついにりんご農家になる決意をしました。

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