松野さんの農事録
[松野さんの農事録]

田舎で暮らそ。移住女子の就農奮闘記 Vol.4

奈月さん農事録

苦手なのに...摘果中によく出会うカエル君たち(T_T)

摘果、摘果、摘果...
先月に引き続き、6月もひたすら摘果の一カ月でした(;´―`)
摘果も大事な作業なんです。
本当に必要な実に、早く集中的に養分を届かせる為に。
あと、摘果しないでおくと来年の花芽にも悪影響が。
収穫もまだなのに、来年のことを考えないといけないってすごいですよね。

でも、でも、ちょっと単調になりがちな摘果、そんな作業のお伴はラジオ!
私はもっぱらFM長野、お気に入りは土曜日の福山雅治『福のラジオ』!!
ラジオは、時間も分かるし天気情報も知れる、畑仕事には欠かせません。

 

まだまだ修行中の身です

奈月さん農事録

里親農家さんや私たちの畑がある中野市・上今井地区

今、私たちは長野県の"新規就農里親制度"を使い、里親農家さんのもとで研修を受けています。この制度は最大2年間で、私たちは今年度で卒業します。
里親農家さんには栽培技術から販売方法のアドバイス、田舎で暮らす知恵など、第二の家族のようにお世話になっています(m..)m

 

こんな場所でりんご・桃を育ててます

そして、今は毎日、里親農家さんの畑で作業をしていますが、来年に向けて自分たちの畑の確保も進めてます。

奈月さん農事録

成長中の桃畑!樹の大きさがわかるように、わざとらしく横に立ってもらいました 笑

これは、桃の畑!
昨年、旦那が親方と一緒に遊休荒廃地だった土地を開拓し、桃の苗木40本を植えました。
あかつき・なつっこ・川中島白桃・紅晩夏がきれいに列になってすくすく育っています。
かわいいです(*^^*)
でも草がボーボーですね...2週間も放っておくとこうなります...草刈りします。

りんごは、親方から少しずつ譲り受ける予定です!

私たちのような新規就農者にとっては、いざ畑が借りられたとしても、苗木を植えてイチから育てるので、桃だと約5~6年、りんごだと約10年はちゃんとした実は収穫できない。自分たちで稼ぐにはそうとう時間がかかるんです。それが辛い。。。

私たちは、高齢化や後継者不足で農家さんがどんどん減っていく今、今まで大切に育ててこられた大事な畑を、文化や農家さんの想いごと引き継いでいけたらな、と思っています。

書き始めるとまた長くなりました!

ちなみに、6月は私の誕生月でもありました。
関西にいる友達から似顔絵のプレゼント、「りんごの花を描いてもらったんだよ~」という嬉しい気遣い。

奈月さん農事録

友達からの誕生日プレゼント(´ー`)

これから夏本番!暑さに負けずがんばります(っ ` -´ c)

 

この記事を書いた人

松野奈月さん

「子どものころに家族で訪れた思い出の地・北信州に住みたい」。県北部の中野市で「地域おこし協力隊」として2年近く活躍してきた大阪出身の松野奈月さん。農業と切り離せない地域の生活や人との出会いを通じて、ついにりんご農家になる決意をしました。

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