いや〜、とうとう12月になっちゃいましたね!
今年は結婚し、出産し、とんでもない早さで日々が過ぎていき、
『年末までには片付けなくちゃ!』と
後回しにしていた案件が蓄積に蓄積を重ね・・・怖
年内に12月があと2ヶ月くらい欲しい・・・
誰かください(笑)。
あぁ〜、こうしてる間にもちっちゃい怪獣が暴れだした〜っ!!汗
さて、これも先月から後回しにしちゃっておりました、
長芋の収穫作業レポート。
お届けしますよ!
わわわ!なんじゃこりゃ!
けむくじゃらな物体が畑に〜っ!!!
・・・ってこれ、長芋のツルなんです。
8月の農事録で、ツルが青々としている姿をごらんいただき、その後も順調に成長を続けたツルは、10月になると紅葉しはじめ、畑一体が黄・茶色に染まります。
そして11月、霜が降りると枯れ始め、いよいよ収穫♪
一刻も早く土の中の長芋の出来をチェックしたいっ!!!
ところなんですが、まずは地上部分のお片づけ。
ツルやネットを片付け焼却処分し、
棚の支柱となっていたパイプを全て引き抜きます。
これで地上はOK。
さあ!掘るぞ〜!!!
土を掘ってくれるのはこのお方!
『トレンチャー』でございます!
5月の農事録で『ポートレンチャー』を紹介しましたが、ポートレンチャーは硬くなった土を柔らかくするときに使用し、収穫時の柔らかい土を掘るときにはこのトレンチャーを使用します。
長芋が植わっている列の端にトレンチャーをセットし、出動させると
刃が回転し、グングン地中を掘りながらゆっくりと前進。
そして長芋を掘り取るのはこのお方!
『青レンジャー』!!!
青レンジャーの武器は自分の背丈より長い鉄の棒!
トレンチャーが土を掘り崩すと現れてくる長芋を、
棒で傷つけないよう、慎重に丁寧に、
かつ、前進してくるトレンチャーが長芋に当たらないようスピーディーに、
救出っ!!!
っじゃなくて収穫!!!
見てるとサクサク簡単に掘っているように見えるこの作業。
しかし、実際やってみると、難しい。
マジ。難しい。
できる気がしない・・・汗(ダメじゃん。笑)
長芋は軟らかく傷つきやすいため、他のイモ類とは比べ物にならないくらい丁寧に扱わないといけないので、非常に気も使います。
土が硬く途中で折れてしまうときも。
折れた部分は細かいものでも全て掘り出さないと、
翌年春、そのかけらがタネイモとなって成長しはじめてしまうんです。
1本1本丁寧に掘り取る大変さに加え、雪の舞う、凍える日も多くなってきた今日この頃ですが、青レンジャーの飽く無き戦いは続きます。
頑張れ!青レンジャー!!!
こうして無事収穫された長芋。
「山のウナギ」とも呼ばれるほど強壮・強精作用があることは皆さんご存知ですよね。
コレステロールや糖分が腸で吸収されるのを抑え、血糖値を下げる働きがあり、高血圧や糖尿病などの予防にも効果があるんだそうです。
また、長芋に含まれる「ディオスコリン」というたんぱく質に、抗ウイルス作用があり、風邪やインフルエンザの感染を予防する効果があるそうですよ!
(熱に弱いため、生食で効果があるようです。)
調べてみると他にも免疫力強化、肝機能向上、
最近良く耳にする「コンドロイチン」も含まれてるんですってよ、奥さま♪
と、まあ、挙げたらきりがないほど栄養価の高い長芋ですが、
とにもかくにも美味い!
生でシャキシャキ♪すりおろしてトロネバ♪煮てほっこり♪
山形村の火山灰・赤土・砂が混ざり合った水はけが良い土壌で育った長芋は、甘みと強い粘り気が特徴で、関西方面を中心に出荷されています。
また、長芋をお歳暮などの贈答品として送る方も多く、
この時期は県外からたくさんのお客様が買い求めにいらっしゃり、直売所では、車に何箱も積んでる方を大勢みかけます。
我が家でも贈答・自家用共にお客様に販売しております。
是非1度、山形村の長芋、ご賞味ください♪
次の農事録ではもう2013年になっているんですよね。
今年はいろんな「よーい、ドンッ!」がありましたが、
来年も子育てを中心に、走り続けたいと思います!
数年後にはこんな立派な特大!リンゴちゃんたちを実らせて
長芋とリンゴ、セットで皆様にお届けできるよう頑張ります。
来年も何卒宜しくお願い申し上げます。