太田さんの農事録
[太田さんの農事録]

脱サラで花栽培!太田さんの農事録 第14回

 

ポジティブ思考でいきましょう!
「鬼は外〜!福は内〜!」の掛け声で始まる2月。と言うか、早いもので新年からもう2ヶ月が経つ・・・なぜか毎年、冬は時間が早く過ぎる様な気がします。なぜだろう?
それだけ充実して忙しい日々を過ごしているのだろう。そう言う事にしておこう!
そんな感じで相変わらず毎日いろんな事があった2月です。


☆祝☆ スキー大会親子入賞

しい日々の1つに息子のスキークラブ活動があります。
1月から毎週末、県小学生スキー大会をはじめいろんな場所でスキー大会があり、平日はナイター練習があります。
今シーズンは保護者会長を務めているので、いろんな手配、準備で大変ですが、元々、小学生から大学までクロスカントリースキー競技をやっていたので、子供達と一緒に練習をしたり楽しんでいます。
先日、息子と一緒に出場した大会で息子が4位、僕が6位、親子の部で5位になり、久々の大会参加でしたが楽しませてもらいました。

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スキー大会で親子入賞!

感動のソチオリンピック

国育ちでスキー競技をやっていれば当然ソチオリンピックは熱くなります。
競技時間が日本とは逆の試合が多いのでオリンピック開催中は寝不足が続きました・・・。
そんな中、地元飯山市出身でジャンプ競技に出場した竹内拓選手の応援には熱が入り深夜3時から市のバブリックビューイング会場で仲間と一緒に応援して団体で銅メダルを取った時には本当に感動しました。
以前、ジャンプの葛西選手、竹内選手の二人とは飯山の飲み屋で一緒に飲んだ事もあるので身近な存在に感じました。
他にも、複合で20年ぶりに銀メダルを取った渡部選手。20年前にメダルを取ったのが渡部選手のコーチで行っていた河野孝典。孝典は同じ高校スキー部で1つ下の後輩と言うこともあり20年前と同じくらい感動して泣きそうになりました。

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竹内選手の応援に熱が入る

雪まつりで「さわごさ」!

と言えばここ飯山では「かまくら祭り」や「雪まつり」が毎年行われています。
かまくら祭りは2014年12月2日掲載の「冬限定☆レストランかまくら村を贅沢に遊ぶ」で紹介されていましたが、僕は、JA北信州みゆき青年部のブースで焼きソバやモツ煮を販売したり、「かまくらが溶けるほど恋したい!かまくら婚活」のスタッフとして会場を盛り上げていました。
そして、別会場の「雪まつり」会場では夏フェスイベントを行っている「飯山さわごさ実行委員会」で今年初めて雪像を作りました。制作は1週間前から始まり、来られる仲間と作るのですが、僕は仕事が終わってから息子のナイタースキー練習へ行き、それが終わってから雪像作りに行っていたので、長い時間制作できませんでした。しかし完成した雪像は予想以上の物が出来たので雪像出品に参加できて良かったです。

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雪まつりの「飯山さわごさ」雪像

豪雪地帯に欠かせない「たね」

年の雪は各地へ多大な被害をもたらす事になってしまいました。
豪雪地飯山でも1月の降雪量が少なく、「雪まつり」の雪も山から集めるほどでしたが、1月が少ない分、2月中旬頃に沢山降るのじゃないかなと思っていました。
予想は外れました。飯山にも降りましたが、それでも例年並み。普段あまり降らない地域に記録的な大雪が降ってしまいました。
例年積雪が1.5mから2mくらいの地域に住んでいると50cmは当たり前の量で普通に生活していましたが、ここまで日本中が雪で麻痺してしまうとは思いませんでした。
各地で農業用ハウスが潰れるニュースを見ると本当に悲しくなります。
被害に遭われた農家の方にはお見舞い申し上げます。
雪国のハウスはパイプも太く、温室にしていて、ハウスとハウスの間には「たね」と言う溜まった雪を溶かす池があります。おかげで大雪の日でも心配なく無事でした。

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ハウスの横にある「たね」

例年並みの積雪でしたが、2階建ての作業所には約1.5mほどの積雪があります。
母屋の屋根は雪が自然落下するようになっていますが、毎年2回は作業所の雪下ろし作業をおこないます。雪の量が多く屋根が広いのでスコップでなくスノーダンプを使い胸辺りまで積もった雪を下ろします。

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作業所の雪下ろし

積もった雪の上部は柔らかい雪でしたが、下部は硬く凍ったような雪だったので力任せに作業していたらスノーダンプが壊れてしまいました・・・(汗)
今年は例年より雪が少ないので雪下ろしは1回だけで済みそうですね。

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壊れたスノーダンプ

スズランで春を感じてみませんか

りが雪で覆われたハウスの中ではスズランが最盛期を迎えています。

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温室ハウス内のスズラン

2月はフラワーバレンタインがあるので注文がいつもより多く来ると思っていましたが、いつもと変わらない量でした。まだまだフラワーバレンタインは認知されていないのですかね・・・。男性諸君!花言葉が「純愛」「幸福の再来」で、春の訪れを感じる花として人気のスズランをホワイトデーの贈り物でどうですか?
このスズランも大雪の為、流通がストップして出荷できない時がありました。
スズランは温度調節で出荷調整ができるのでまだ良かったですが、これが芍薬の様に路地栽培で短期間集中の出荷だったら完全にアウトでした。

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鉢植えで出荷するスズラン

こんな感じで慌ただしく過ごしていますが、この地域はまだまだ雪のシーズンは続きます。 冬は冬できる事、雪は楽しむ事としてポジティブ思考で行きましょう!
ちょっと時間の合間をみて遅い初詣がてら善光寺灯明まつりに行き今年の無病息災をお願いしてきました。

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善光寺灯明まつり
この記事を書いた人

太田和明さん

北信州の飯山市で花き農家を営む太田和明さんは、2006年に39歳で脱サラし、故郷で就農しました。父・雄三さんと共に何種類もの花を栽培するかたわら、地域活動やJAの青年部活動にも積極的に関わり、農業と地域を盛り上げています。美しい花を咲かせるための奮闘と、日々の暮らしを綴った農事録をお楽しみください。

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