もう3月も後半なのに、また雪が降っています(3月24日現在)。
他の地域では桜の開花ニュースが放送されていますが、ここはまだ積雪が50cmくらい残っています。これでもだいぶ溶けたのですが、昨年と比べるとずいぶん多いのです。
この時期の朝は放射冷却でいろんな現象が起きます。
霧が低い位置にかかり、山が浮いているように見えたり、雪が硬く固まり、簡単に雪の上を歩ける「染み渡り」ができます。雪の上を散歩できるので、それを利用して、畑の雪を早く溶かすように消雪用の炭撒き作業をしたりします。
天空の高社山
消雪炭を撒いた畑
春のスズラン出荷に向けて、昨年末ハウスから外に出して雪の中で冷蔵状態にしていたスズランの苗を、またハウスの中に入れる作業を行いました。
雪の中から苗を掘り出し、ハウスの中に運び込み並べて、放水パイプを繋げます。
これで来月末ころに切り花用のスズランを育成します。
別の畑でも春用スズランの準備を行っています。
まだ積雪1mくらいある雪原の畑なので、除雪機を使い除雪しながら行き、ハウスの骨組みの中の除雪を行います。
雪の重みで倒壊しないようにビニールははずしてあります。
雪と土の間ギリギリを除雪しないといけないのですが、だいぶ土まで吹き上げてしまいました・・・。
ハウスのビニール張りは、風の無い、日が昇る前の早朝に行いました。
完成後には「雪の中にハウス建てて何作るの?」と、よく人に聞かれます。
昨年はハウス完成後に季節はずれの雪が降り、ハウスが潰れないように中から雪を落とす作業をしましたが、今年はそんな作業をしない事を願います。
今月は年度末と言うこともあり、いろんな会議、総会があり、JA北信州みゆき花卉青年部会総会では、次年度から青年部会長という大役を受けました。
花卉共撰部会総会では会場装飾を花卉青年部が行い、現在この管内で出荷している花をアレンジメントして会場に飾りました。
僕は、近所の青年部先輩の家で栽培しているチューリップを中心にアレンジしてみましたが、どうでしょうか?(汗)
総会でのアレンジメント
また、知人の結婚パーティーでスズランのブーケを作って欲しいとリクエストを受け、いつもお世話になっている花屋さんに協力してもらい、スズランブーケを作りました。
葉が大きすぎたのでもう少し花を強調すれば良かったかなぁ。
こうしてアレンジメントを行うと、自分が作っている花がどうすればキレイにアレンジでき、どんな花と合うか、色合い、バランスなどが解り今後の生産の参考になりますね。
スズランブーケ
3月14日に待ちに待った北陸新幹線が開業しました。
地元の飯山駅でも開業記念イベントが行われ大いに賑わいました。
この日に間に合わせるように育ててきた菜の花がちょうど咲き、新駅構内外に飾られました。
菜の花本番はゴールデンウィークの「いいやま菜の花まつり」です。
新幹線を使って大勢の人に飯山へ来ていただきたいと思います。
飯山駅に飾られた菜の花
北陸新幹線E7系