太田さんの農事録
[太田さんの農事録]

脱サラで花栽培!太田さんの農事録 第20回

 

夏本番ど真ん中!
・・・しかし、今年の夏はいつもよりチョット違う。
暑いことは暑いが、涼しい夏だ。それに雨が多い。
一部では多すぎて犠牲者までてしまうほどだ。
これだけ天気が不安定だと、これから出荷を迎える花が心配だ。


んな中、JA北信州フラワーコンテストが開催されました。我が農園からも何種か出品。
同時に行われたJA花卉青年部によるフラワーアレンジメントコンテストは、今、北信州みゆきで出荷している花を使い、個々にアレンジメントするコンテストです。
実はここ2年連続金賞をもらっているので、3連覇を狙っていましたが、残念ながら今回は銀賞となってしまいました・・・ん〜惜しい!!

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前はソリダコタラ、ワレモコウ、シンフォリカルポスなどの盆花出荷に追われました。ワレモコウは「エリ」と言う品種、シンフォリカルポスはマジカルアバランチェと言う長いなまえの品種をいつもより早く出荷できました。

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ワレモコウ「エリ」
 

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シンフォリカルポス

盆は毎年恒例のJA青年部による「軽トラ朝市」を開催して盆花などを販売しました。
例年、朝早くから大勢のお客さんで賑わいます。
盆花と言うと菊が代表的ですが、我々JA青年部の盆花は、花卉農家が持ち寄ったヒペリカム、ソリダコタラ、ワレモコウなどが入った花束も人気。

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盆行事は毎年恒例になっているものがいくつもあり、盆休みでどこかへ出掛けることはありません。
毎年12日、盆花売りを行った後は地区の花火大会が行われ、13日は迎え盆で墓参り、14日は盆ゴルフ、夜は飯山市花火大会、15日は朝から地区の「盆野球」、夜は地区の夏祭り、と言う感じに、毎年決まってる行事があるためゆっくり休めません。
しかも花仕事をしなかった日は14、15日のみ。
でも毎年恒例なのでそれなりに楽しんでいます(通常の仕事より疲れるけど・・・)。

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盆野球チーム「千曲クラブ」

盆が終わると、1年間準備してきた「飯山さわごさ2014」が開催されます。

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7年前に飯山へUターンで帰ってきて「若者に元気がない」と仲間で立ち上げたイベントも今年で7回目。世代も若者に引継いでいき、今の実行委員長が三代目。第1回目メンバーもそのままフォローしながら続けています。
今年は準備段階で「さわごさ」のシンボルでもあるティピ(アメリカインディアンの住居で、円錐形のテント)が突風で倒れ、骨組みとなる太い木が折れてしまい、飾れなくなったり、当日早朝の豪雨でテントが曲がったり折れたりするハプニングがありましたが、本番では雨もたいして降らず、今年も大勢の来場者で盛り上がりました。
凄く大変で疲れますが、最高のスタッフのおかげで大成功!
毎年笑顔と感動をもらっています!
飯山さわごさ最高!!

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最高の仲間!※最後方で足上げて写ってます

盆が終わり、さわごさが終わると直ぐに秋です。
早くも紅葉のベニスモモの出荷も始まりました。
秋もまたいろいろありますが、楽しみましょう♪

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この記事を書いた人

太田和明さん

北信州の飯山市で花き農家を営む太田和明さんは、2006年に39歳で脱サラし、故郷で就農しました。父・雄三さんと共に何種類もの花を栽培するかたわら、地域活動やJAの青年部活動にも積極的に関わり、農業と地域を盛り上げています。美しい花を咲かせるための奮闘と、日々の暮らしを綴った農事録をお楽しみください。

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