こんにちは!
ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか? 昨年に続き今年も、ご家族で旅行をしたり、帰省をして親戚の方々と顔を合わせたりということが難しい状況となってしまいましたが、遠出などができなかった分ご家族だけの時間が増え、ゆっくり話のできる時間だったということもよく耳にします。
あっという間に田植えの時期
私は...、と言えばこの地で就農をする以前から農業に携わった仕事をしているわけですが、そのころからゴールデンウィークとは全く縁がなく、今やあこがれとなった休日です。
5月は新緑の時期でもあり「周囲の山々は淡い緑でいっぱいですよ。」なんて言うことをお知らせしたいところなのですが、それどころではなかったのです。
と言うのも、前回お伝えしたように、今年はアスパラの収穫が10日くらい早く始まってしまい、いつもならば落ち着いてできる田んぼの準備に割く時間が短くなって大慌て。そして、あれよあれよと言う間に田植えが始まってしまったのです。
お陰で5月中は、トラクターに乗って作業している時間の方が、自宅に帰り休む時間より長くなっていたような気がします。以前にお伝えしたかもしれませんが、田植えと稲刈りに関しては師匠と協力して行っており、田植えの時だと師匠が田植え機を操って田植えを行い、私は専ら代かきをすると言った具合で進めています。
そんなこんなで、山々の新緑の時期はとうに始まっており、今お伝えするならば「周囲は田んぼの水鏡でまぶしいくらいです。」と言った感じでしょうか。
仲間と一緒の作業は楽しい!
田んぼの関係の話として、こんなお手伝いに行ってきました。
これはお世話になっている農業生産法人にアルバイトに行った時の写真です。なにをしているのかと言うと、農協から委託をされた発芽したてのイネの育苗箱を並べているのです。数回に分けて並べていくのですが、この地域一帯の農家のための育苗を行うため、その数は数千枚です。
農業生産法人の方々を中心に近隣の若手農業者も集まっての作業となるのですが、日ごろ1人で作業していることもあってか、仲間と行う作業は楽しくて仕方がありません。もちろんマスクを付けての作業です。
2年ぶりの味噌作り
慌ただしい農作業の話は後にさせてもらうとして、これなんだかわかりますか?
ここに白いツブツブを加えながらみんなで混ぜ合わせます。
そうです、お味噌を作っているのですよ! 丸くて茶色の玉は茹でたダイズをつぶし丸めたもの。白いツブツブは麹です。
毎年この時期に叔母の家で行われる恒例の行事で、なぜか女の子ばかりである叔母の孫の仕事なのですが、昨年はできなかったので2年ぶりです。ちょっと密になっていますが、マスクをして、大声を出さないように気を付けながらの作業でした。
タマネギ、アスパラ、こんなに大きくなりました!
さて、農作業の話に戻りましょう。まずは経過報告です。
植えてからのその後をずっと報告できていなかったタマネギなのですが、こんな感じになりました。
11月初め
12月中旬
2月下旬
4月上旬
5月中旬
このように経過を追って並べてみましたが、どうですか? 大きくなったでしょ!
時には雪の冷たさに耐え、時には毎朝の霜でボロボロになりながらも今では立派に大きくなりました。
例年通りだと、本格的な収穫は来月上旬くらいになるはずですが、その前にこの時期だけの柔らかい新タマを少しだけ収穫です。
田んぼの作業の合間を縫ってアスパラの種もまきました。
お椀に入っているのがアスパラの種です。これをトレーに播き発芽をさせます。大抵の野菜は3日から1週間もあれば発芽するのですが、アスパラは発芽までに2週間ほどかかります。そして、発芽後10日ほど経つと下の写真のようになるのです。
田んぼに植え付けられたイネ、冬の間ずっと耐え忍ぶタマネギ、そして最後に紹介したアスパラと、どれをとっても力強い生命力を感じずにはいられません。
コロナの影響がまだ続いているわけですが、この生命力を食事という形でしっかりといただき、早く吹き飛ばしてしまいたいものですね。