飯島さんの農事録
[飯島さんの農事録]

仲間と楽しく、農業を。飯島さんの農事録 第7回

飯島さん農事録

 

こんにちは!
あっという間に11月になってしまいましたね。今年のカレンダーも今月と来月のあと2枚。
稲刈りが終わるとグワッと時間が過ぎてしまったことを感じます。それは周囲を見渡すと田畑がだいぶ寂しい感じになってしまったことも原因でしょうし、近くの山々では紅葉が始まっているからなのかなと思っています。
こうなってくると欲しくなるものがありますよね。そう、コタツです。稲刈りのための仕事に追われていたのであまり気にならずにいたのですが、コタツの時期ですよね。皆さんのご家庭ではいつごろから活躍しているのでしょうか。私の家は未だに我慢しています。1度コタツに足を入れてしまうと「ずく」がなくなってしまうからです。

 

稲刈りが終わったと思ったら...

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さて、9月下旬から10月下旬までとにかく「稲刈り」→「乾燥」→「モミすり」に集中していました。その作業に目処が経つと、お世話になっている福祉施設の方々と共に大忙しでカボチャの収穫を行いました。
「霜に当ててはいけない!」ということばかりが頭にあったので、10月下旬に霜が降り始めた時は肝を冷やしましたが、若干霜に当たってしまったことで、かえって茎や葉っぱがきれいに枯れてしまったことからカボチャを見つけやすく、予想以上に早く作業が進み、収穫も無事に終了しました。

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実は、今年のカボチャの作付にハロウィーン用のカボチャも加えていました。この時期になればコロナウイルスの感染もなくなり、農協祭や地域のイベントも開催されるであろうと予測し、私たちの地域の農協青年部でも使えないものかと思っていたのです。結果としては、ほぼすべてのイベントが中止となってしまったわけです。それでも保育園で使っていただきましたし、試しに自分たちでもくり抜いてみましたよ。

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もう1つ急いでいたものがありました。それはタマネギです。先月の農事録に登場したタマネギの苗を植え付けました。正確に言うと近所のお母さん方に植え付けていただきました。その数1万3,000本! 賑やかに井戸端会議をしながらの植え付けだったようです。

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収穫は来年の6月下旬ころになるかと思っていますが、このまま越冬させるため、畑の土が凍み上がるとタマネギが浮き上がってしまったり、生育具合と温度の兼ね合いで花芽がついてしまったりすることもあるので、それらを乗り越えてたくさん収穫できることを期待するばかりです。

 

準備の準備

農事録を始めてからずっとお伝えしているアスパラですが、今回のご報告は追肥と来年の準備に関してです。
まずは肥料ですが、今年1年頑張ってくれたお礼に鶏糞を入れています。その名もまさに「お礼肥」。1年間に失われた肥料分を補うための追肥と思ってもらえばよいでしょうか。「お礼」とはいうもののその量としては10a(10m×100m)当り2tの鶏糞をアスパラの畝の横に筋状に施肥しています。

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その一方で「来年の準備」の準備を始めています。新しくアスパラの畑を作ろうと思っているのです。こうなった経緯を紹介します。
今年はこの畑にカボチャを作りました。それも夏の暑い時期のカボチャです。カボチャそのものはたくさんできましたし、味も良かったと思うのですが、しかし、これが思った以上に手間がかかったにもかかわらず帰ってくるものが少なかったのです。これにはガックリ...。そこで思い切ってアスパラにすることにしたのです。ただこの畑は灌水ができないのでどうなるか心配ではありますが、山裾でもあることから山からの水も期待したいところです。

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準備の準備としてやろうとしていることは、とにかく十分な有機物を入れること。そのためキノコ屋さんで使用済みとなったオガクズ(廃培地)を大量に用意しました。この後はブタ屋さんの豚糞をこれまた大量に入れる予定です。今年中に均等に散らし、深めに土を起こします。今のうちにこの作業を終えることができれば、来春までにはある程度畑になじむことでしょう。
来春には種を播き、育苗し、それを田んぼの準備の間に植え付けようと思っているので、そのころにはまた一段と忙しくなりそうです。

 

こんなのも育てています

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マジョラム

ずっと紹介したかったのに今頃になってしまった作物があります。写真のそれなのですが、何かわかりますか?
ハーブです。料理としての使い方をまだあまり知らないのですが、なぜか好きな植物です。香りがいいせいかなぁ。ほぼ趣味のような感じで、直売所などに並べてもらったとしても限られたお客様にしか買っていただけないほど少量ですが、今のところローズマリー、セージ、マジョラム、タイム、イタリアンパセリ、バジルを作っています。

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タイム

ローズマリーやタイムはニンニクと共にオリーブオイルにでも漬けようかなと思案中。あとは鶏肉と一緒に焼いてみようかなと思っています。
そもそも涼しい所を好む植物で、栽培も囲いのあるところでしているため、もう少し楽しめそうです。

 

紅葉温泉を楽しみました

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先日、慰労会ということで市内の温泉に行ってきました。短い距離ながらも道中は紅葉を見て、のんびり温泉につかり、美味しいものを食べて帰ってきました。
田舎の小さな温泉宿でしたが、季節的にもよい時期であることと政府のキャンペーンのお陰でたくさんの方が来られていたようで、そんな面でもうれしくなっていたのですが、残念ながらここに来てコロナウイルスの感染が増加しているようですね。これからはインフルエンザも心配です。気を抜かずに日々の予防には十分に注意していきたいと思います。こんな時は収穫したばかりの新米をお腹いっぱい食べ、ハクサイや長ネギ、キノコ類のたくさん入った鍋を囲み、甘味と酸味の絶妙なリンゴを頬張って...、コロナウイルスの入る余地がないくらいに体調を整えていきましょう!

それではまた。

この記事を書いた人

飯島正行さん

農業を行っている会社や農業に携わる組織で仕事をしていた飯島正行さん。そこで培った経験から「自分で農業がしたい!」と、上田市武石で就農して5年目になります。武石は水も気候も農業に適しているし、何より若手が多くにぎやかなのがいい!青年部の仲間とともに楽しい農業を目指します。

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