日に日に寒さが増してきました。ここ上田市武石地域も稲刈りが終わってからというもの朝夕は冷え込むようになりましたし、周囲の田畑の様子は少し早いかもしれませんがすっかり秋から冬の装いです。
今年度の作付が徐々に終わりを迎え、最近は夏場に比べるとゆっくりな時間となりつつあります。そんなある日に見たのが次の写真です。
実はこの日、お米の出荷の最終日でした。朝方降った雨のおかげでこのようなきれいな虹を見ることができ、それとともにお米の出荷も滞りなく全て終わったこともあってすごくすがすがしい日となりました。
植え付けたタマネギは1万4千本
さて、今回皆さんにお伝えできることと言えば…
タマネギの植え付けを行いました。正確に言えば毎年お手伝いに来て下さる近所のお母さん方に植えていただいたと言うべきなのでしょうね。私はその間は植え付け作業の応援(現場監督兼ホントに応援するだけ)と、今年もしっかり働いてくれたモミの乾燥機やモミスリ機の掃除をしていました。
昨年まで使っていた畑はタマネギにかかりやすい病気が多く出るようになってしまったため今年は新たに畑を貸していただき、今年も昨年同様14,000本ほど植え付けることができました。
タマネギが終わると今度はカボチャの収穫を行いましたよ。前回の農事録までは数回に渡ってカボチャのことを多くお伝えしてきました。そのカボチャもようやく収穫の日を迎え、その作業をいつもの「武石ふれあい」の皆さんと行いました。
カボチャは収穫してすぐには出荷できません。今は倉庫で静かにしています。今月中旬ごろに磨いて箱詰めをしようと思っています。
収穫と言えば、サツマイモも掘りました。今までサツマイモを作っていなかったのですが「焼きイモ」が食べたくなってしまったのですよねぇ。
立派なサツマイモでしょ!
サツマイモもカボチャと同じように収穫してすぐには食べられません。2週間ほどおきデンプンが糖に変わった頃に食べるのが一番です。貯蔵の際も寒さに弱い作物なのでなるべく暖かい所に置いたり、発泡スチロールやモミガラなどを使って凍みてしまわないようにしなければなりません。
アスパラの茎葉を燃やす頃まで上手にとっておいて焼きイモしたいなぁ…
雑誌『地上』の編集に協力しました
最近になってようやく国内のコロナの感染者も少なくなってきました。我慢を強いられてきた行動制限も緩和されるようになってきましたね。そんなこともありJA信州うえだ青年部の役員で、あるイベントに参加してきました。
皆さんは『地上』と言う雑誌をご存知ですか?「農と食」に関わることが盛りだくさんな総合誌で、そもそもは地域農業の担い手やJA青年部員、JA役職員などを対象に創刊された雑誌なのです。
その『地上』の取材が当地であり、私たちは裏方スタッフとして打ち上げバーベキューにご一緒させていただきました。
出来上がったのがコレです。詳しい内容は『地上1月号』をぜひご覧ください!
秋も冬も長野県は魅力的ですよ
今年はラニーニャ現象が予測されていますね。その影響もあってか早い時期から厳しい寒さになりそうです。ちなみにラニーニャ現象は「太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より低い状態が続く現象。数年おきに発生する。日本を含め世界中の異常な天候の要因となりうると考えられている。(気象庁)」とのこと。
毎年どのような天気になるかわからないわけですが、そんな天気を気にしながら、そして天気予報と睨めっこしながら仕事に当たるわけです。今年度の後半は、台風も少なくハウスのビニールが飛ばされてしまう心配が少なかったですし、稲刈りの時期も良い天気が続きました。
大きな作業は終わりましたが、この後には冬至用のカボチャの箱詰めと出荷、大量に用意をした鶏糞をアスパラの畑に入れることや茎葉の片付け、その後も廃オガクズを敷き詰める仕事が続きます。まだまだ気を抜けません。
カレンダーも気付けば残り2枚。そうなると中山間地とよばれるこの地域も山々の色が変わり、上田市街にある城址公園でもきれいな紅葉を見ることができます。
夏場の避暑地としての長野県もいいのですが、これからの時期は蕎麦やリンゴの美味しい長野県、山がたくさんあるからこそ紅葉のきれいな長野県、スキーなどのウインタースポーツができる長野県にコロナ対策を十分にしていただいたうえで遊びに来ていただきたいと思います。