凍り餅の食べ方はバリエーション豊か
■そのままの食べ方
"凍り餅"は、そのまま食べられ軽く持ち運びに便利なので、登山食や非常食になります。「ポケットに入れて、小腹が空いた時に食べると腹持ちがしていいんだよ」と遠藤悠紀さん。お茶を飲みながら食べる時、餅に巻かれている和紙をはずし、お茶にちょんとつけて食べるのが「通」の食べ方です。
■お湯を注いで
巻かれている和紙を取ってから、まず凍り餅を3〜4分水につけ、凍り餅が十分に水分をすったところで、手でぎゅっと絞り、水気をよくきり、手で凍り餅をくずしパラパラにします。パラパラになった凍り餅にお湯を注いで、はしでかき混ぜて出来あがり。
凍り餅は消化がよいので、お湯の量を調整すれば、病気の時やお年寄り、離乳食にもなります。「おかゆを作るより簡単」と栗林みち子さん。好みでお砂糖や煮小豆を入れて味付け、冷やして食べてもおいしいです。
■モチモチのお餅で
和紙を取り、凍り餅を3〜4分水につけ、凍り餅が十分に水分をすったところで、手でぎゅっと絞り、水気をよくきり、手で凍り餅をくずしパラパラにします。ここまでは、お湯を注いで食べるのと一緒。
パラパラになった凍り餅を電子レンジで約3〜4分あたためます。電子レンジの種類や凍り餅の分量で、時間は調整してください。温めた凍り餅をはしでかき混ぜると餅状になります。餅状になったら、お好みの調味料(あんこ、きなこ、ごま、さとう醤油、くるみ)を付けて出来あがり。今回は、あんことごまのお餅を作っていただきました。
□お餅で食べる 応用編(イチゴ大福)
パラパラになった凍り餅5個に対してかたくり粉を大さじ3を加えよく混ぜ、電子レンジで約3〜4分あたためます。餅状になったらイチゴとあんこを包んで"イチゴ大福"の出来あがりです。「大福を作る場合は、かたくり粉を入れるときれいに餅が伸び包めます」とアドバイスしてくれたのは遠藤悠紀さんです。
さっそく、今回もいただきました。凍り餅をそのまま食べると少しパサパサしていますが、食べ応えあります。イチゴ大福は最高。「餅状にした餅は、翌日になっても固くならないんだよ」と横山美知恵さんは自慢げに話してくれました。その言葉を信じ、翌日イチゴ大福をいただきましたが、本当に餅が硬くなることなく、とてもおいしくいただきました。
□お餅で食べる 変り種
"凍り餅"はシンプルな白だけではありません。よもぎ入りや紫蘇入りのもありますから、当然よもぎ大福だって作れます。
夏のこおりもちの入手法
凍り餅は「農産物直売所かたくり」で購入できます。詳しい問合せ先は、TEL0261−22−8839までどうぞ。保存が利き、いろいろな食べ方ができる凍り餅を楽しんでみてください。
今回紹介しました"凍り餅"そのものの作り方は、「暮らしを楽しむエコガイド」に掲載してありますが、そこには食べ方は掲載されていません。ごめんなさい。食べ方はこの記事を参考に。