米穀

長野県のお米が特別なのには理由があります

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暖かい秋のようですが、10月も瞬く間に過ぎ去っていったという感じです。例年とは異なり、紅葉の歩みはゆっくりとしているようですが、霜月を迎えると、今年も残すところわずかになったかなぁと思わずにはいられません。今年も、天地の恵みを受けて収穫の秋の代名詞にも匹敵する長野の「新米」が穫れました。

今回は長野県のお米、「長野米」の話を、少しさせていただきます。長野県が、全国でもお米の生産に最適な地域であることを、ご存知でしたか? 日本の屋根をいただき、美しい自然に抱かれた信州は、知る人ぞ知るおいしいお米のふるさとです。生産されるお米は、粒ぞろいで、ツヤが良く、お米に与えられる格付けとも言える「1等級」の比率が90%台、10アール当たり収量は600kg台で、全国一なのです。

kome.jpg長野県のお米が特別においしいわけ
その理由は、山地や高地によって産みから遠く隔てられた内陸性気候で、盆地が多いため、海岸部に比べて気温の日較差(最高気温と最低気温の差)や年較差(夏と冬の気温の差)が大きく、湿度が一般に低いことにあります。特に稲の生長する夏の朝夕が涼しく、昼夜の温度差が大きいために、米の旨みであるデンプンが効率的にお米に蓄えられているからです。

また、周囲を高い山々に囲まれ、冷涼で降水量が比較的少なく乾燥していることから、全国と比較して病害虫の発生が少ない傾向にあります。さらに、生産者の方々がその熱意と創意により、技術を革新させて、安全・安心の長野米をみなさまの食卓へお届けするよう努めているからでもあります。

信州の山々は雪解け水を豊富に蓄え、千曲川(信濃川)、木曽川、天竜川などの河川の源から流れ出る豊富で清らかな水が、長野米を育みます。そして秋が来て収穫された後も、保管倉庫や、輸送時でも大切に扱われます。

世界の約4割の人々が食べていると言われる米、わたしたち日本列島に暮らすものの主食であり、世界の稲作の頂点に君臨するおいしいお米を、新米がでまわるこの時期に、どうかたくさん味わっていただきたいと思います。

indexarrow.gif 全農長野 僕らはおいしい応援団「お米 産地直送JAタウン」

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農畜産物や店舗・施設の状況は変わることもございますので、あらかじめご了承ください。

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