長野県は、エノキタケの生産量全国一位。全国シェアの60%を占める大産地です。
長野県の中でも特にエノキタケの生産量が多いのが中野市です。なんと中野市だけで全国シェアの40%を占めます。
今回は、エノキタケを手軽に食べられる「えのき氷」の紹介です。
えのき氷って聞いたことあるけど食べたことない! という方は必見です。
えのき氷でさらに期待されるエノキタケの健康効果
「えのき氷」は簡単に言うと、「エノキタケをミキサーでペースト状にして煮出して凍らせたもの」です。
煮出すことでエノキタケに含まれる「キノコキトサン」が溶け出し、さらに凍らせることで細胞壁(食物繊維)が一段と細かく砕かれ、キノコキトサンの吸収率がぐんとアップします。
また、煮ることで旨味成分のグアニル酸が増えます。
(1) キノコキトサンの脂質吸収抑制作用
キノコキトサンには脂質吸収抑制作用があり、体脂肪を減らしたり、特に内蔵脂肪のダイエットに効果的です。メタボの改善に役立ちます。
(2) 血液の流動性を高める
血液中にたまる脂を減らしてくれるので血液がサラサラになります。
動脈硬化や脳梗塞の予防などに効果的です。
(3) 食物繊維による良性腸内細菌の増加
腸内環境がよくなり、便秘改善や美肌効果があります。
(4) 食物繊維の摂取で食後の血糖値の上昇を予防
(5) 認知症の予防
エノキタケに含まれている「葉酸」が認知症の予防に期待されています。
(6) 免疫力調整効果
えのき氷を食べると、体内の免疫を正常な状態に近づける免疫力調整効果(免疫賦活効果)があると、臨床実験で証明されました(東京農業大学 江口文陽教授とJA中野市との共同研究結果より)。
えのき氷はどうやって使うの?
えのき氷の使い方として、(1) 氷のまま汁物などに入れる方法、(2) 溶かしてから使う方法があります。
えのき氷は旨味成分を含むので、だしの代わりになり、塩分を減らすことが期待できます。また、旨味の中に甘味も含むので甘味調味料の使用を減らすこともできます。
えのき氷の味噌玉
えのき氷入り卵焼き
お好み焼きやおやきの生地などの粉ものに入れるとモチモチの食感になります。
ホットケーキや蒸しパンなどのスイーツにも使えます。
えのき氷蒸しパン
えのき氷を使ったレシピが気になる方は、JA中野市「なかの きのこレシピ」をご覧ください。
えのき氷はミキサーがあれば家庭で簡単に作れます。
作り方は、こちらのページをご覧ください。
・元祖えのき氷
・カンタンえのき氷