6月に入り、果樹の出荷も始まっています。今回は、「さくらんぼ狩り」を体験するべく、県北部中野市にある武六園(たけろくえん)さんを訪問しました。さくらんぼと言えば山形県が有名ですが、長野県の農家の方もがんばっています。初めての体験ですので、家族一同楽しみに現地に向かいました。
お昼ごろ伺ったのですが、既に何組も楽しいんでいる様子。さくらんぼ狩りが楽しめる期間は短いので、県内外から大勢訪れています。 さくらんぼのビニールハウス内に入ると、赤いルビー色の実がたわわに実っています。
入口で、紙コップに洗濯ばさみと紐がついた種入れを受けとります。それを首からさげ(高いところは脚立に上るため)、摘みとり方を教えてもらったらスタートです。
ビニールハウスでの栽培は、鳥獣被害や雨の影響を受けにくく、さくらんぼには快適な環境なのですが、人間にとっては少々暑いのが難点でしょうか。でも、そんなことは気にせず、どんどん食べます。子どもたちも、自分でとったさくらんぼを好きなだけ食べられて、とても楽しそうです。 いろんな木を食べ歩きしながら、30分間食べました。あっという間でした。すごく、幸せな気分になれます。いろんな果物狩りがありますが、今のところ自分の中ではナンバー1です。
武六園さんでは、以下のさくらんぼを食べることができました。
佐藤錦
高砂
紅秀峰
香夏錦
佐藤錦 甘みが強く、ほどよい酸味の人気の品種です。実は柔らかくジューシーです。 高砂(たかさご) 昔からの品種で、ハウスさくらんぼの主力品種の一つです。果実は短いハート形をしていて、ジューシーで適度な酸味と、ほどよい甘さの品種です。 紅秀峰(べにしゅうほう) 佐藤錦と天香錦を掛け合わせてできた品種で、佐藤錦の後に収穫期を迎えます。肉質がしまっていて、糖度が高く、日持ちが良い品種です。 香夏錦(こうかにしき) 佐藤錦と高砂を掛け合わせてできた品種です。佐藤錦よりも収穫期が早く、ハウス期から観光園まで今や中野市の主力品種です。果肉の緻密さとジューシーさも魅力。甘味と酸味のバランスがとれた品種です。
どれも大変おいしかったです。日に当たるほど赤みが増しますので、天に近いほど赤くなります。個人的には、香夏錦の甘味と酸味のバランスが一番好きです。
帰りに、武六園オリジナルのさくらんぼジャムを購入しました。このジャムは、「ノーススター」という加工用のチェリーを使ったジャムになります。アメリカンチェリーのように実の中まで赤いチェリーだそうです。ラベルに「サワーチェリージャム」と記載があるのは、その名の通り酸味が強いさくらんぼだからです。砂糖を使用しているので甘さはありますが、適度な酸味もあり、食べやすいです。
武六園さんでは、「ナガノパープル」「シャインマスカット」といった人気の生食用ブドウのほか、ワインブドウも栽培しています。 ハウス内のシャインマスカットの様子を撮らせていただきました。7月下旬から収穫・出荷になります。
ブドウとワイン、秋が待ち遠しいです。また、伺いま~す。 本当においしいさくらんぼ、ごちそうさまでした。 2018年度の武六園さんでの「さくらんぼ狩り」の予約は終了してしまいました。 JA中野市では6月末頃までさくらんぼの注文受付をしています(生育状況によっては早期終了あり)。お問合せの上、初夏ならではのおいしさを体験してみてください。
こちらは 2018.06.12 の記事です。農畜産物や店舗・施設の状況は変わることもございますので、あらかじめご了承ください。
とど
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