「コレステロール値が減った!」「5kg痩せた!」(あくまで個人の感想です)など、読者様からの反響が大きい「えのき氷」。これまで、たくさんの体験談が報告されていますが、その科学的根拠がありませんでした。
そこで、えのき氷を開発・販売しているJA中野市で、ヒト試験が行われ、その効能が科学的に確認されました。今回はその結果報告をお届けするとともに、きのこマイスターおすすめの、ヘルシーでおいしいえのき氷の食べ方や使い方もご紹介します!!
えのき氷の効果、本当のところ、どうなのでしょう?
えのき氷の効能でよく聞かれるのが、「ダイエット効果」と「花粉症の改善効果」です。今回の試験では「ダイエット効果」に着目しました。東京農業大学の江口文陽教授(当時、高崎健康福祉大学教授)を統括責任者とし、えのき氷を食べることによる脂質異常症(高脂血症)の予防と改善に対する解析を実施しました。
※脂質異常症とは:血液中のコレステロールや中性脂肪が多く、動脈硬化の原因となる病気。詳しくは厚生労働省のHPへ
【試験方法】
●被験者(公募)
108名
うち、えのき氷を食べる人:
54名(男37名、女17名)
うち、えのき氷を食べない人:
54名(男37名、女17名)
●試験期間
6ヶ月間(平成23年7月上旬〜平成24年1月上旬)
えのき氷を食べない期間:1ヶ月
えのき氷を食べる期間(毎日3個):3ヶ月
えのき氷を食べずに後観察する期間:2ヶ月
●調査項目(1ヶ月毎)
血液検査、対組成測定、食事記録ほか
【結果】
食べ始めて1ヶ月目では、血液検査の結果は食べない人と比べて特に差は現れなかったようです。しかし、1ヶ月間食べた人の話を聞くと、えのき氷の効果を実感しているようで、「便秘が改善した!」「むくみが解消した!」「冷え症が改善した!」という声が聞かれたとのことです。
そして2ヶ月目の血液検査では、中性脂肪、総コレステロール、総脂質、LDLコレステロール(悪玉)などの値が低下し、HDLコレステロール(善玉)の値は上昇しました。被験者の食事記録などから、これらの変化がえのき氷を食べたことによる結果だと考えられるとのこと。これにより、日常的にえのき氷を食べることで、脂質異常症や動脈硬化の予防に効果があることが確認されました!
なお、3ヶ月間えのき氷を食べたあと、観察として2ヶ月間食べずにもう一度血液検査をしました。その結果、えのき氷を食べ続けていないと、改善された値がえのき氷摂取前に戻ってしまうこともわかりました。つまり、何のダイエットでもそうですが、1回に集中して取り組むだけでは体質完全は難しいということがわかります。何事も継続が大事なんですね。
おいしくて簡単☆
普段の食事に取り入れてみましょう
えのき氷は簡単に作れてとってもリーズナブル。さらにえのきのうま味が溶け出して料理がおいしくなるという特典付きの食品です。食事の後片付けの片手間に煮込んで、放置して冷やして冷凍庫に入れておけば完成!v( ̄ー ̄)v
摂取方法も簡単。ひとり1日3個(製氷器3ブロック分)を目安に、味噌汁などの料理に入れるだけでいいんですから!!
お味噌汁以外にも、えのき氷は様々な料理に使うことができるんです。3月にも登場いただいた、きのこマイスターでもあるJA中野市 営農部きのこ販売課の土屋千代栄(ちよえ)先生に、おすすめの食べ方を教えていただきましょう。
「えのき氷入りお好み焼き」を作ってみよう
「キノコのうま味がたっぷりでおいしく、食感も良くなるんですよ」と、土屋先生に教えていただいたのは、えのき氷入りのお好み焼き。ふんだんなキノコにカルシウムたっぷりの干しエビと、ヘルシーな材料で作りますが、えのき氷が入ることでうま味が強くなり、もっちりしっとりとした食感になるんです。材料を混ぜて焼くだけの簡単でおいしいお好み焼き、せひお試しあれ〜♪
【えのき氷入りお好み焼き】
材料(4人分)
エノキタケ 100g
しめじ 100g
干しエビ 適量
お好み焼きの粉 100g
水 70cc弱
えのき氷 60g(室温やレンジで解凍しておく)
サラダ油 適量
サラダ油以外の材料をよく混ぜて、サラダ油をひいたフライパンで焼き上げます。
お好みのキノコや旬の野菜にえのき氷をプラスして、いろいろな組み合わせを試してみたいですね。
子どものおやつや、おつまみにも喜ばれますよ(^▽^)/