いいじゃん!探検隊 特別調査 FILE
もうすぐ夏休み♪ ギラギラと照り付ける太陽の下、信州の桃畑では、丸々とした美味しそうな桃が出荷の時期を今か今かと待ち焦がれてます。桃畑のそばを通ると、甘?い香りが時折吹く風に乗って漂います。桃は大人から子供まで、果物の中でも人気ランキングは上位! 実の柔らかさ、抜群の甘さ、したたるほどの果汁・・・・ やっぱり夏は【桃!もも!モモ!】でしょう♪ そんな誰もが気になる「モモ」を、果実のことならお任せの<いいじゃん!探検隊1号>が今回は調査してまいりました。
これからは長野県のモモが出番です
甘くまろやかで、口あたりが良くて、食べやすい果物、モモ。今、信州の各地でそのモモが熟れはじめています。モモは90%が水分ですが、ビタミン、ミネラル、糖質、有機酸をバランス良く含んでいます。
長野県のモモは、山梨県、福島県につぎ全国3位の生産量をほこっています。現在は長野市、中野市、須坂市、小布施町、飯田市、佐久市、小諸市などが主な産地で、出荷期は7月中旬から9月中旬までで、出荷ピークは8月中下旬です。
さて、一言で【モモ】といっても、長野県で栽培している品種はさまざま。長野県は雨が少なく、日照時間が長いので、糖度の高いモモの産地として知られています。国内の他の産地と比べて出荷時期が遅く、8月以降は長野県のシェアが高まる時期。これからはハウス栽培の導入を進めて、5?6月の生産を増やしていく計画です。
ももといっても種類は様々
モモの品種は大きく分けて、お盆前に出荷される「白鳳」系とお盆後に出荷される「白桃」系があります。「白鳳(はくほう)」は白桃と橘早生の交配種で、長野産のものは8月中旬が出荷のピークになります。果肉は緻密でしまっており、酸味はほとんど感じられません。一方の白桃を代表するのが「川中島白桃」。上杉謙信と武田信玄の合戦で有名な、長野市川中島町で育成された品種。果実は300gと大玉で、糖度も13%と甘く、日持ちのいいのが特徴。9月上旬に出荷の最盛期を迎えます。他には白桃と白鳳の交配種「あかつき」や果肉が黄色い「黄金桃」など、多数の品種が栽培されています。それから、長野県生まれの"期待の新品種"として『なつき』『なつっこ』『たまき』や早生・極晩生種の生産拡大により品種のシリーズ化をすすめています。パッと見だと、モモの品種はなかなか区別が付かないかもしれないけど、よ?く見て!色や形、大きさなど顔つきがみんな違うのであります!!
もも好きは要チェックのサイト
信州のモモをぜひ食べてみたい! って思った方!! とびっきり上等な美味しいモモが、ネットで購入できます。インターネットショッピングモール【JAタウン 全農長野「僕らはおいしい応援団」】で、中野市のモモ農家『のろまん農場』の朝取りモモがまもなく販売開始になりますので、これからは要チェックですよ!
ももへのこの思いやりが味をきめる
『のろまん農場』のモモといったら、本当にモモの気持ちを考えているな?って感心させられますよ。まず収穫。この収穫にはとことんこだわっており、涼しい早朝から収穫を始めて、日が高くのぼってからは収穫したモモの荷造りや発送作業を行うのです。そうやって朝とられたモモたちは、その日のうちに発送されるというわけ。この鮮度が、味に格段と反映してくる「朝どり」の秘密なのであります。ちなみに夕方の収穫は、モモが温かくなっているために日持ちがしないので、収穫は早朝だけに限っておこなっているという念の入れ方。
それから、もう一つは箱つめ。モモといえばデリケートな果物ですからね。そんなモモの扱いも【のろまん農場】さんではちゃんと考えています。デリケートなモモに触れる回数を極力少なくするように、収穫したモモたちを一度もコンテナに並べることなどはせず、穫ってそのまま直接箱詰めできるように、荷造り用のダンボール等の出荷資材を、そのまま桃畑のなかまで持ち込んでいるといったモモへの気遣いはスゴイ!! どうです? こんなに農家の方々の思いがこもったモモたちを食べずにはいられませんよね。
でも、またまた【のろまん農場】さんからのうれしいニュースで、約30種類ものモモを栽培しているので、とにかく切れ間無くおいしいモモが収穫できるそうです。この朝どりの美味しいモモは、9月まで楽しめるそうですよ。のろまんモモを確実に購入したい!そんな待ち遠しい方に、JAタウンでは予約注文を受け付けます。7/25頃より発送の予定です。モモの一つの品種の期間は短いですから、その時期に合わせて一番おいしい品種をお届けいたしますので、「この間食べたモモをもう一度食べたい!」と思っても、時期が終わってしまう可能性がありますので、お気に入りのモモがあったら販売期間は常にご注意を。
正しいももの選び方と食べ方
さてさて♪これから美味しいモモが出回りますので、気になる選び方や食べ方、保存方法などを教えちゃいます\(^o^)/
ももの選び方 甘い香りの高いものを選びましょう。ももは柔らかい果物ですから、店頭では指先で押したりしないようにね。新鮮なものにはうぶ毛が残っています。次に注目すべきは果実の縦に延びる線、これを「縫合線」と呼びますが、この線の付近のミゾの深いものは「核割れ」の可能性が高いので避けたほうが無難です。「核割れ」とは生育途中で核が割れて中の種子が死んでしまうことで、核が割れてしまうと甘みが少なくなってしまうんです。ですから、ミゾが浅いものを選んでください。そして肉つきのよさそうな、丸みを帯びた(豊艶という)カタチで、ずっしりと重く感じるモモが良いでしょう。逆に三角おにぎりのような型の果実は未熟。モモというと関西の方では「白いほうがおいしい?」と思われているかもしれませんが、長野県産のモモは収穫の前に日光に十分当てますので、むしろ色が濃く付いているほうがおいしい!と覚えておいてください。
ももの食べ方①なるべく長くおかないで食べること。理想的には収穫して三日以内がいちばんおいしいかな。日光や乾燥に弱く、風にあたると鮮度が低下しますから、なにかに包んで冷蔵庫に入れ、冷蔵庫から出したらすぐ食べるようにしてください。水で洗うのは食べる直前に。なぜなら、うぶ毛がとれるように洗って丸ごとかじるのがいちばんおいしいとされます。ナイフでなくて、手で、皮をむくようにしたほうがおいしさは断然保たれます。一番おいしい食べ方は、熟れる直前に皮ごとガブッっと食べること。皮の近くにはビタミン類が多く含まれているので、なるべく皮ごと食べてほしいんです。
モモはどうしても出荷時には固いままですので、もしお買い求めの時に固いようでしたら、室温で2?3日置いておけば熟度が進み、皮もむきやすくなります。
モモは中国では長寿のしるしとされてきました。「最近、暑くて体がバテ気味?ぃ」なんて方、たくさんの栄養素をバランス良く含んでいる長野県産モモをぜひ召し上がって、体の中からリフレッシュしてください!!以上、果物の中で実は一番【モモ】が好きな<いいじゃん!探検隊1号>がお伝えいたしました。(*^。^*)