新信州暦　体験の秋、を満喫しよう

暑さ寒さも彼岸まで。
先週来の台風・秋雨前線が過ぎ、長野の朝晩はぐっと涼しく・・・というより家を出た途端「寒（さむっ）！」という日が多くなってきました。
長野らしいと言えばらしいのですが、夏の終わりから秋へとこれでもかと言う程一気に季節が変わります。
もっとも、この寒暖差によって信州の山々は美しい紅葉に彩られていくのです。紅葉の情報は次のホームページで確認できますよ。
>>さわやか信州旅.net　紅葉めぐり
>>信州四季旅キャンペーン[秋] 紅葉特集

先週末（23日）は各地で、前日比−7℃と連日の猛暑日からの急激な温度差で体調を崩された方もいらっしゃるのではないでしょうか？
この日の寒さに、あわてて衣替えをはじめた方も？？？
カーディガンを羽織る女子高生やジャケット着用のサラリーマンの方々など通勤時、長野市の街ゆく人々の服装もぐっと秋色いてきました。もう少し寒くなると制服スカートににジャージパンツダブル使用の女子高生も現れるかもしれません。
ただ、また残暑が戻ってくるとの予報もありましたが・・・。

この季節の変わり目には、判を押したように風邪をひいてしまうという方、口内炎→ヘルペス→ときどき発熱という方におススメの食材をご紹介します。
まさに「三種の神器」とも言いたくなる食材、それは「リンゴ・梨・さつまいも」です。
皮ごとすりおろしたりんご（すりおろしが苦手な方には、小さ目の一口大にカットされた皮つきりんご。あくまでも皮つき）と梨。
あくまでも生食で。それからさつまいもの甘露煮。
ジューシーな天然果汁の甘さとさつまいもと蜂蜜のゴールデンコンビが腫れた喉を優しく潤してくれるでしょう。
食欲の無い時も、これならば食べられるという方もいらっしゃるのではないでしょうか？

甘露煮ほど甘いのは得意ではない方には、もう一品「さつまいものゴマ白和え」をご紹介します。
作り方も簡単。
さつまいもは、皮ごと一口大にカットし、ゆでる(レンジでチンもOKですよ）。
さつまいもの水気を飛ばし、粗くつぶす(食感ですのでお好みで）。
そこへ、かるく水気を切った豆腐をこれまた軽くつぶしながら混ぜる。
白練りごま・砂糖・塩(少々）を味を見ながらお好みの量混ぜれば出来上がり。
しっとりと甘もっくら(方言）していて、弱った体にはもちろん、おやつにも箸休めにも最高です。
そして実は何より、お酒のアテにもピッタリな逸品でもあります。純米酒・いも焼酎などに良くあいますよ〜〜。
どうぞお試しください。

さて、来週からはいよいよ10月ですね。
さわやか信州との呼び名のとおり、まさにこれからの信州は行楽の宝庫です。
今年のキーワードとして「○○体験！！」はいかがでしょうか？

長野では時期をずらしながら各地で紅葉狩り・りんご狩り・キノコ狩り・そば打ち体験等が楽しめます。
また、他にもさまざまなジャンルで秋の信州を体験できるプログラムが盛りだくさん。
県では信州四季旅キャンペーン「秋」として、『味覚』『もの作り』『美・健康・長寿』をテーマに信州ぐるっと体験博2012を行っています。
全部で147のプログラムから選べるもので、中には森林セラピー体験、ノルディックウォーキング、漬物名人、山羊のチーズ作りや、和紙すき、土人形絵付けなど伝統の技に触れる大人旅にぴったりなレアな体験もあります。本格体験に気軽にチャレンジ出来る事も魅力。
お友達やご家族・大切な人と日常を離れ、一緒に楽しむこのひと時は忘れられない思い出になるのではないでしょうか。

めいっぱい遊び疲れた身体にはこちら。
>>さわやか信州旅.net　宿と温泉
信州を旅するなら先ず温泉。ゆったりのんびり、温泉で旅の疲れを癒してください。

今年は今月末が中秋の名月、旧暦八月十五日「十五夜」のようですね。
秋の真ん中の名月で、別名「芋名月」とも呼ぶ地域もあるそうです。
江戸時代の人々も収穫されたばかりの里芋をお供えし、月の満ち欠けや屋台まで出て御酒・月見料理を楽しんでいたとか・・・。
そんなことに思いを馳せながら、今夜から夜空を見上げてみてはいかがでしょうか？
もちろん冷えた身体は、あったかお風呂で温めて下さい。毎月26日は風呂（ふろ）の日です。（東京ガス制定）
ちなみに29日　肉（にく＝29）の日も楽しみです。

行楽やお月見のお伴にもぴったりの、えのき氷を使った「きのこの炊き込み御飯おにぎり」が地域・期間限定で発売中です。
話題のJA中野市「えのき氷」が、ご飯にもきのこ・鶏肉の具材にも混ぜられていて、おにぎり1つで0.5個分のえのき氷を摂取できます。ヘルシーかつ、きのこの旨みともっちり食感をお試しください。長野県北部セブンイレブン80店舗にて、10月2日まで販売されています。

信濃町に６月にオープンした、ＪＡながの女性部有志が切り盛りする食堂、「笑みの里　かあちゃんち」では、今月から月１でランチバイキングが始まります。地元の旬の食材を使った、まさに「かあちゃん」たちの料理が楽しめる食堂。施設内には農産物直売所もあります。
住所：信濃町古間802−1

[巻頭のカバー写真]主にワイン用として使われるブドウ、コンコード。県内随一のワインの産地として知られる塩尻市ではワインの仕込み作業が始まっています。今年はブドウの出来がいいと聞くので、出来上がるのが楽しみですね。

＊コラムはしばらくの間お休みさせていただきます。