そのぶどうの名はUFO? いえいえ「雄宝」です!

みなさんは「雄宝」というぶどうをご存知でしょうか?

先般、応援メッセージ企画にご登場いただいただいたJAグリーン長野の果樹農家の山本さん(取材記事はこちら)から、ユウホウというぶどうの品種を教えてもらいました。

UFO

漢字が思い浮かばず、つい「UFO ぶどう」で検索してしまいましたが、正しくは「雄宝」。なんとも粒の大きいぶどうの品種でした。

 noutiku001-20231011山本さんからいただいた「雄宝」

 

「雄宝」ってどんなぶどう?

雄宝は「天山」という大粒ぶどうと、みんな大好き「シャインマスカット」のかけあわせによって生まれた品種です。

旬は9月から10月上旬。栽培している農家が少なく、なかなか市場ではお目にかかれないぶどうです。

雄宝の栽培の様子を山本さんの畑で撮影させていただきました。

noutiku002-20231011摘粒後(6月)は、まだふつうのぶとうの大きさです

noutiku003-202310118月になると、収穫はまだまだ先なのに、もうシャインマスカット以上の大きさ! 


noutiku004-20231011いよいよ収穫間近の10月。たわわに実っています!

山本さんいわく「シャインマスカットより手間がかかる育てにくい品種」だそう。「粒が大きいから、長雨が降ったりすると割れてしまうし、粒が大きいからシャインマスカットと摘粒の間隔がちがい、作業が難しいんです」

育てるのが大変な分、作っている農家さんも少ないとのこと。

noutiku005-20231011裂果した(粒が割れる)粒はしぼんでしまいます

 

THE・水分爆弾!!

 さてそんな雄宝をいざ実食!

 粒の大きさはご覧のとおり。

noutiku006-20231011たまごとの比較しても驚きのでかさ!

シャインマスカットと同じように種なしで、皮ごと食べられます。皮はシャインマスカットよりも薄めで、甘さは控えめな印象。

noutiku007-20231011掌にのせても大きさが格別だとわかります。ころんとしてかわいい

マスカットの香りはなく、あっさりとした味わいです。たっぷりの果汁をはらんだ実が、お口の中で弾けます。まさに水分爆弾!

甘さが口の中に残らないので、ぱくぱく食べてしまいます…。すごくみずみずしい食味です!

山本さんのお孫さんも雄宝にご機嫌♪ 子どもと比べると大きさが際立ちます

 

 山本さんのお孫さんもシャインマスカットより雄宝が好きなのだとか。「皮が薄くて口の中に残らないから、小さい子どもも食べやすいのかも」とのこと。

noutiku008-20231011

山本さんの雄宝は日本全国に発送しているそうです。

ぶどうが並ぶ売り場にシャインマスカットに紛れて、なんか大きいマスカットが…。それは「雄宝」かもしれません!

この珍しい大きなぶどう、ぜひお見知りおきを!

 

noutiku009-20231011共選所に持ち込まれた山本さんの雄宝。立派です!

 

こちらは の記事です。
農畜産物や店舗・施設の状況は変わることもございますので、あらかじめご了承ください。

この記事を書いた人

おとうふ

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