シャリシャリ食感が人気のJA松本ハイランドすいか

すいか農家の渡辺 博之(わたなべ・ひろゆき)さんを紹介します。

渡辺さんは、JA松本ハイランド青年部に加入し、松本市波田(はた)の下原集落で「JA松本ハイランドすいか」を栽培しています。

noutiku02-20230712

「JA松本ハイランドすいか」は、標高600~800mの松本市和田・新村・今井・波田地区および山形村に広がる水はけのよい火山灰土の畑で、地域を限って栽培しているブランドすいかです。シャリシャリした食感とおいしさが県内外から高い人気を集めています。

「JA松本ハイランドすいか」の購入はこちら

noutiku002-20230712

収穫だけじゃない!すいか農家の目の回る忙しさ

渡辺さんはすいか栽培歴22年。150aの農地で、家族3人で栽培しています。

すいかというと、大玉のすいかが畑に並ぶ収穫の様子をイメージしますが、収穫に至るまでの管理もすごく大変です。

noutiku04-20230712

4月から定植(苗を植えること)を始めます。5日ごとに間隔を開けて、少しずつ定植することで、管理や収穫時期をずらすようにしています。6月は成長してきた苗の脇芽とりや交配、摘果を行います。

収穫時期の少し前、6月にお邪魔して、作業の様子を拝見しました。

  • 脇芽とり

noutiku09-20230712株ひとつからツルが4本のびるように余分な脇芽は取り除きます

noutiku001-920230712手作業で脇芽を取り除きます

noutiku01-20230712脇芽をとってツルを整理します

  • 交配

noutiku11-20230712雌花に雄花の花粉をつけて交配します

noutiku07-20230712交配は一つひとつ手作業で行います

  • 摘果

noutiku05-202307121株に2つ実るように摘果。栄養が集中しておいしくなります

20210714pro04摘果後

このような地道な作業のおかげで、おいしいすいかができます。

「収穫時期になると収穫と並行しながら交配・摘果をします。とても忙しいのに、どれも欠かすことができない作業なので、取りこぼしがないように注意しないといけません」(渡辺さん、以下同)

おいしいすいかの食べ方

渡辺さんの好きなすいかの食べ方は「早朝のすいかを食べること」。「朝5時くらいの収穫したてのすいかは、ちょうど良い冷たさで、とてもおいしいです」

すいかというと、真夏に冷たい果肉にかぶりつくイメージですが、食べごろは8~10℃程度。冷やしすぎると、かえって甘さを感じにくくなってしまいます。

早朝に収穫したてのすいかをいただくのは理にかなっているのですね。参考にしてください。

なお、すいかは追熟しないので、購入したらすぐに食べるのが一番です。

夏はすいかを食べて暑さを乗り切りましょう!


渡辺さんが加入するJA松本ハイランド青年部では、農家同士がお互いに切磋琢磨することで地元の農業を盛り上げています。

こちらは の記事です。
農畜産物や店舗・施設の状況は変わることもございますので、あらかじめご了承ください。

「JA松本ハイランドすいか」が買えるところ

インターネットからはJAタウンで、直売所はファーマーズガーデンでご購入いただけます。
オンラインショップ「JAタウン」からの購入はこちら
長野の直売所のご案内はこちら
noutiku002-20230712
この記事を書いた人

ゆっけ

1689130920000

関連記事

美しく、おいしいぶどうが実るまで

美しく、おいしいぶどうが実るまで

農家さんの工夫や愛情をうけて育つきのこたち

農家さんの工夫や愛情をうけて育つきのこたち

「JA松本ハイランドすいか」の産地に行ってきました!
果物

「JA松本ハイランドすいか」の産地に行ってきました!

すいか農家への応援メッセージご紹介

すいか農家への応援メッセージご紹介

新着記事