長野といえば「おいしい農畜産物」ですが、忘れてはならないのが「豊かな自然」です。
2024年4月17日、すでに桜のピークは過ぎていましたが、まだまだ残雪の山を眺めながら春の空気を感じられました。ちょっと遅めですが、春を探しに飯綱町方面に出かけたので、レポートしたいと思います。
善光寺から車で30分。戸隠神社もほど近い飯縄山
あんずの花の奥にそびえる飯縄山
長野県北部にどーんとそびえるシンボリックな「飯縄山」。善光寺から車で30分ほど。巨大な杉並木で有名な戸隠神社からほど近い位置にあります。
朝早くに善光寺参りをして、戸隠神社に向かい、午後は飯縄山付近でまったり…なんて欲張りプランも楽しめる立地です。
今回はその飯縄山付近と、飯綱町を散策してきました。
ちなみに、飯綱町は長野県でも有数のりんごの産地。そして、あの久世福商店を運営している株式会社サンクゼールのワイナリーもこの町にあり、知る人ぞ知る観光エリアでもあります。
カフェもキャンプも楽しめる「nagano forest village」
最近、筆者がお気に入りの「nagano forest village(ナガノフォレストヴィレッジ)」は、大座法師池を一望しながら、カフェ、バーベキュー、キャンプなどを楽しめるお出かけスポットです。
4月中旬のこの日は暖かくなったとはいえ、まだ木々に葉はなく、けれど地面には緑の草花が顔を出し、すっかり春らしい陽気でした。
nagano forest villageの案内板。とっても広いので森の散策に訪れても良いでしょう
大座法師池を一望できるおしゃれなカフェ
カフェでは地元産の新鮮野菜を使ったごはんが楽しめます
マルシェもあり、地元の旬の農産物が並びます
カフェでドリンクや食べ物を買って、ピクニック気分
暖かい空気のなか、オリジナルドリンクをいただきました。私が飲んだのはクラフトジンジャーエール。とってもおいしかったです。
自然を感じながら気持ちよく過ごせるので、これからの時期はさらにおすすめです。
余談ですが、編集部の一部のメンバーとともに、2023年にここでキャンプをしました。トイレやカフェがきれいで、近くに温泉があるので、初キャンプだった私も安心して過ごせました。
2023年の9月のキャンプ風景
飯綱町の直売所「いいづなマルシェむーちゃん」で春探し
直売所に山菜が並びはじめると「春が来たなぁ」と感じます。ふきのとう、タラの芽、コシアブラ、こごみ、うど、わらび…などなど。ちょっとクセがあり、苦味のあるところが山菜の魅力ですよね。
私は山菜が大好きなので、山菜を求めて直売所を探しながらドライブしました。
飯綱町の道を歩いていると、ふきのとうがたくさん出ていました
飯綱町を車で走っていると、直売所を発見!
飯綱町ふるさと新興公社が運営する直売所
この時期は菜の花、野沢菜、などの春の菜っ葉が並んでいました
飯綱の特産物や加工品などもあります
長野市街地より標高の高いこの地域では、2024年4月17日時点では、まだ山菜は少なめでした。ゴールデンウィークあたりには、山菜も野菜ももっとたくさん並びそうです。
山菜コーナーにはふきのとうが並んでいました
長野県北部の代表的な5つの山(飯縄山、戸隠山、黒姫山、妙高山、斑尾山)を北信五岳(ほくしんごがく)と呼びますが、こちらの直売所にはテラス席があり、山々を眺めながらカフェでごはんができて、とても良いロケーションでした。
いいづなマルシェむーちゃんのカフェ「アップルテラス」
テラス席からはこんな景色を眺めながら、ごはんを食べられます
飯縄山頂からの眺めをお裾分け
長野県には自然を楽しめる場所がたくさんあります。みなさんのお出かけの候補のひとつとして飯綱町と飯縄山付近を紹介したく、今回は実際に出かけてみました。まだまだおすすめしたいスポットはたくさんありますが、そちらはまたの機会に。
戸隠神社の帰りや善光寺参りからちょっと足をのばして、ぜひ飯縄山エリアを訪れてみてください。
飯縄山の登山もしてきたので、山頂からの眺めをお裾分けします。
飯縄山はぐるり360度の眺望があり、登山者に人気の山です。空気が澄んでいると北アルプスや志賀高原の山々が一望できます。
初心者向けの山といわれていますが、往復4~5時間かかりますので、登山される場合は体力を見極め、事前準備や下調べなどをしっかり行なってくださいね。