かぐわしいパンの香り漂うカフエでランチを：諏訪市

信州のおいしい素材を使ったメニューと、居心地の良い空間を提供してくれるマウンテン・カントリー信州のカフェを、シリーズで紹介します。どこからであれ長野県を訪れた際は、足を運んでみてください。そこにはきっと、おいしい出会いがあります――

シリーズの１回目は、かぐわしいパンの香りの漂うカフェ、諏訪市の「ブランジェリー・カフェ　こころ屋」さんを訪れました。

自分たちがおいしいと思うものを
諏訪市湖南にある天然酵母パンの店「こころ屋」さんはパンを焼くご主人と、カフェをきりもりする奥さまがご夫婦ふたりで営むお店。店内に足を踏み入れると、パンの香ばしい香りと挽きたてのコーヒーの香りがして、ホッと気持ちが安らぎます。「押し付けではなく、自分たちがおいしいと思うものをお出ししたいですね」と奥さま。

こころ屋のパンやデザートは、長野県の北信地区の小麦や、八ヶ岳農場の卵を使っています。産地がわかる素材を使うことで、安心できる食べ物を提供したいと考えるからです。地産地消にこだわるのは「近くで作られているものは、体にも良いと思う」から。

カフェの一押しは、パンの店ならではのパンランチ。その日によって組み合わせが変わるサンドイッチなどの各種パンにサラダ、スープがついて８００円。コーヒーなど飲物はプラス２００円で。昼食としてもボリュームは十分です。

田舎暮らしにあこがれて
こころ屋さんのご夫婦は、田舎暮らしにあこがれて１０年前に滋賀県から信州にＩターン。諏訪の地にお店を開いて５年目の冬です。

「月並みかもしれませんが、空気がきれいで、周りの方々も人柄が良く、ここは暮らしやすいです。寒さには驚きましたが」と奥様は笑います。お客さまには、本を読んだり、ランチを楽しんだりと、一人でもゆったりと過ごしてもらえるように気を配っています。

パンを焼くご主人は、毎日午後３時頃から翌日焼くパンの仕込みに入ります。発酵の早いイーストではなく、発酵に１０時間近くかかる自家製の天然酵母を使うためです。

「１から１０まで自分の手作りなので、お客様の要望にはできるだけ応えるようにしていています」とご主人。

地元の方はもちろん、周辺の松本・伊那・甲府の方からも、こころ屋のパンを買いに来るお客さまがいます。午後３時以降は、パンの種類もあるものから選ぶようになってしまうため、そして売り切れ次第閉店となってしまうために、すべての種類が並ぶ午前中に行き、のんびりと過ごすのがおすすめです。

天然酵母と安心素材のパン屋　こころ屋へのアクセス：

Bourangerie cafe kocoroya
長野県諏訪市湖南３９４８−１
ＴＥＬ＆ＦＡＸ　０２６６−５７−２６５６
Web http://www.kocoroya.net/
営業時間　９：００〜１８：００（売り切れ次第閉店）
定休日　毎週日・月曜日

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