信州のおいしい素材を使ったメニューと、居心地の良い空間を提供してくれるマウンテン・カントリー信州ならではのカフェを、シリーズで紹介しています。どこからであれ長野県を訪れた際は、足を運んでみてください。そこにはきっと、おいしい出会いがあります――
らんぷ屋という小さなカフェ
標高２０５３ｍの黒姫山。その山麓の森のなか、信濃町黒姫方面から戸隠高原入口・戸隠街道（県道３６号線）をしばらく車で進んでいくと、「らんぷ屋」という小さなカフェがあります。先代のご主人がランプ屋をしていたことから、その名前がつきました。
すべてがハンドメイドの世界
長野県上水内郡信濃町の高原に建つらんぷ屋というカフェは、なにからなにまで手作りです。建物はコンテナハウスを改造したものでした。ランプやストラップなどのクラフト雑貨を展示・販売するショップはミニログハウス。山野草の楽しめるロックガーデン。いずれもご主人が手作りしたもの。もちろん、カフェのメニューだって全部ハンドメイドです。
ここで楽しむ至福の一杯
らんぷ屋は今年も４月２３日に今シーズンの営業を開始しました。２メートル近い積雪のある冬期は休業し、オーナーご夫婦は地元黒姫高原スキー場のスキースクールを経営しています。
カフェの自慢は、なんといっても黒姫山麓の源流水で淹れた珈琲です。高原の空気と、小鳥のさえずりを楽しみながら、至福の一杯を楽しんでみてください。
フードメニューもひと味違います
フードメニューはかぶりつきサンド。この日のサンドは「スモークベーコン＆卵サンド」「スモークサーモンサラダサンド」「ジャーマンポテトサンド」「高原野菜いっぱいドライカレー」。
ベーコンは、上越市から取り寄せたなごみ豚を自家製でベーコンにしたもの。サーモンは信州サーモンを自家製でスモークしています。パンはお隣妙高高原のパン屋さんシャンピニオンから、らんぷ屋専用に焼いたものを使っています。新作メニューも考案中だそうです。夏に期待しましょう。
デザートも手作り
また、この日のスイーツは、「ベイクドチーズケーキ」「シトラスとハチミツのタルト」「ブリオッシュのサバラン」。どれも手作りで、素敵なデコレーションがされています。季節限定でらんぷ屋自家製の完熟ブルーベリーを贅沢に山盛りにしたタルトや、ルバーブをくるみと焼きこんだオリジナルタルトなど、Webでチェックしてそれだけを目的に足を運びたくなるメニューもあるほど。
手作りの世界ここにはじまる
らんぷ屋ではカフェとともに、クラフト雑貨も楽しめます。アンティークランプやドライフラワーアレンジメントのほか、創作電気スタンド、アクセサリーなど、どれも眺めているだけで時間を忘れてしまいます。お気に入りの作品に出会えるかもしれません。
また、山野草やハーブの植えられた１５００坪のロックガーデンを散策するのもよいでしょう。「霧の出る高原の気候が山野草に適しています」と話すご主人が、四季折々の花が楽しめるようにと造りあげてきた庭。心なごませる可憐な花との出会いも期待できます。
のんびりしにきてください
カフェをきりもりするオーナー一家は、黒姫高原の自然に魅せられて一家で移住してきました。時間がある人のためのとっておきのカフェです。
「のんびり、ゆっくりしていってください」
そう話すご夫婦も、また、らんぷ屋というカフェの持つ魅力のひとつです。
戸隠高原入口 黒姫山 森の茶屋 らんぷ屋
らんぷ屋
長野県上水内郡信濃町柏原４６４６−２
ＴＥＬ ０２６−２５５−５９４６
営業時間 １０：００〜日没（１７：３０頃）
４月下旬〜１１月末まで（冬期休業）
定休日 木・金曜（HPで確認を）
・森の茶屋 らんぷ屋 ホームページ
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