おいでなして、信州へ。先週の土日(15、16日)、都会のど真ん中に、今年もリトル信州が2日間だけ出現しました!! 出店したブースの数は60ほど。信州各地のさまざまな特産品が、日本の首都東京は池袋のサンシャインシティに大集合するということで、山をおりて「信州発"食と味覚"フェア2011」に行ってきました!!
なに、「わざわざ信州から行かなくてもいいだろう」って? いやいや、そこはおいしい食べ方編集部。信州のどんなものが都会の方に人気なのか、どんな印象を信州に対して持っているのかを知るいいチャンスだ!!と、もっともらしい理由を付けて、おいしいもの目指して一路、池袋へ向かったのであります。
勇壮な木遣唄で開場
いきなり下諏訪町木遣(きやり)保存会の方々の勇壮な木遣唄がサンシャインシティの建物全体に響き渡って「信州発"食と味覚"フェア2011」がスタートしました。オープニングでは、来場者先着200名に今が旬のリンゴ"秋映"をプレゼントするということで、開場前から長蛇の列ができています。結局最後尾の人は秋映もらい損ねてしまい、残念そうです。代わりに長野市出身の芸人"もう中学生"さんにハグしてもらっていました。。
会場内はたくさんの人があふれかえり、人気のブースでは、品物を見るのも大変。今年のブース配置は、信州のエリアごとの配置が基本で、まるでその地域にやってきたような感覚で特産品を見て回れるのが特徴。それぞれが気になるものをたくさん見つけたエリアに、今度は実際に家族や友だちを連れて来て頂けると嬉しいです。
秋の信州と言えばリンゴ
人気はやはり「リンゴ」や「おやき」など。「信州といえば?」の答えとなるようなものでした。そうかもしれません。リンゴを買いにきて、ついでに気に入ったものも少し買って帰る、という人もいました。その他にも、特産をうまく利用した、ジャムなどの加工品は、気軽に買えることもあって人気。都会ということもあって、あまり大きな単位では売れず、リンゴや梨も試食して気に入ったものを少し買って行く方が多かったようです。
複数のブースで買い物をしたのでしょうか、沢山袋を抱えている方を見つけたので、お話をうかがいました。「他の用事で来たんだけど、ふらっと寄ってみたらおいしそうなものが沢山あったから買っちゃった。なんだろうって気になって見ていると、店員さんおすすめの食べ方とかを色々教えてくれるからつい買っちゃうんだよね」
なるほど、スーパーで買うのと違って、その商品に詳しい人と直接話しながら買い物が出来るのがいいんですね。「リンゴ試食したけど、今日は持ってかえれないから今度スーパーで見かけたら買うよ。」という方もいて、信州ファンが増えて行くようで思わず嬉しくなってしまいます。
キャラクターもいっぱい
ゆるキャラも大人気でした。全国的にも人気のJRの"アルクマ"はもちろん、"信州なび助"、"わざまる"などが大活躍。JA全農長野からも"アッP"、"しめじ君"の二人が駆けつけてくれ、会場を盛りあげていました。
会場の外に出てみたら驚きです。こともあろうにサンシャインシティの屋上広場に、なんと「足湯」が出現しているではありませんか! 聞けば野沢温泉の源泉をわざわざここまで運び込んでいるそうです。人あふれるフロアの買い物で歩き回って疲れた足に丁度いい、肌がスベスベする、と好評を博していました。
自然に抱かれにほんとうの信州へ
もとより信州ファンで、お目当てがあって来場した方も、偶然通りかかってつい買い物してしまった方も、試食だけして回った方も、みなさんそれぞれのおいしい信州に満足されていたようでした。長野県のおいしい食べ方編集部としては、これをきっかけとして近い将来信州に実際に来てくれる方が、これだけは運んで来れない大きな自然を愛してくれる信州ファンの方が増えるのを望みます。