そうだ、コスモスを見に黒姫のコスモス園に

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9月も終わり、信州を吹き渡る風はすっかり秋のよそおいです。トンボは舞い、ススキは揺れ、2000メートルを超える高い山では初冠雪。山の木々の葉もわずかですが色づきはじめました。そうした信州の秋の風景のなかを歩くうち、「そうだ! コスモスを見に行かなくては」との思いに至り、善は急げとばかり上水内郡信濃町にある黒姫高原コスモス園を訪ねることにしました。ちょうど10月中旬までコスモス祭りもおこなわれているはず。9月27日土曜日、黒姫高原の北側の国境にそびえる妙高山に初冠雪のあった日のことでした。

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そうだ宇宙を見に行こう!
黒姫高原コスモス園は上信越自動車道信濃町インターチェンジから車で10分ほどのところにあります。

天気は曇りで、気温は14度ほど。薄手の上着だけでは涼しさよりやや寒さを感じるほどでしたが、駐車場には県外ナンバーの車が目立ち、観光バスが何台もやってくるなど多くの人が訪れています。


cosmos-03.jpg海抜900メートルほどの高冷地にあるコスモス園には50品種のコスモスが100万本も植えられています。入園口であらかじめネットからダウンロードしておいたお食事つきの割引きクーポンを差し出してチケットを購入し中に入ると、さっそくピンクや黄色など色とりどりのコスモスが風に揺れて出迎えてくれました。さらにまた、50品種のダリアも入口近くで咲き誇っています。家族連れやカップル、老夫婦などが写真を撮ったり、花の道を散歩したりと、思い思いのかたちで花々を楽しんでいます。


リフトの上から見るコスモス園は格別
冬場はスキー場になるこのコスモス園。園内ではリフトが稼動しており標高1030メートルの高さまでのぼれます。上空から一面のコスモスを楽しめるわけですから、これはもう乗らないわけにはいきません。リフトにのっかって揺られたままデジカメのシャッターを切り続けます。見おろすコスモスに囲まれた小道には、山頂駅から歩いて下ってきたとおぼしき人たちが花を愛でながら楽しげに下っていくではありませんか。

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写真を撮影しているうちに山頂駅に到着。近くの野尻湖――ナウマンゾウの化石の発掘で有名な湖――が望めます。人々は思い思いに記念撮影をしています。わざわざ登ってきただけの甲斐のある見事な風景で、写真ではその広がりを十分に伝えきれないのが残念です。

眼だけでなく舌も喜びます
その眺望を存分に堪能したら山を下ります。体力のある方は徒歩で30〜40分ほどで入園口までたどり着けます。体力に自信のない方はリフトで下りましょう。入園口にあるレストランなどが入った施設「コスモプラザ」では、信州そばや信濃町特産のもろこし、以前にこちらのブログでもお伝えしたことのある「くろひめ高原のむヨーグルト」などが出迎えてくれます。歩いて体力を使った方もそうでない方も、目の次はお腹を楽しませてあげましょう。

10月6日からは自由に摘み取り可
黒姫高原コスモス園は10月13日まで営業しています。シーズンの終わりが見えた10月6日からは園内のコスモスやダリアも自由に摘み取りが出来るようになりますから、事前にお問い合わせのうえ、お出かけください。ひとつの花の中に「宇宙(コスモス)」がみえる秋桜コスモスは、その場で咲きほこっている姿を見るのも、切り花としても、またドライフラワーにするのにもうってつけの花なのです。

アクセス:

黒姫高原コスモス園
株式会社ライジングサンホテルズアンドリゾーツ
〒389−1303
長野県上水内郡信濃町大字野尻3807(黒姫高原)
TEL 026−255−3171
黒姫高原コスモス園のウェブサイト

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