ミズバショウは山の湿原であなたを待ちます

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ゴールデン・ウイークも終わってしまいました。残念なことに、今年は長い休暇が取りにくい曜日の並びでした。みなさんはご旅行などされましたか?

なかには信州を訪れて、ここで紹介するミズバショウ(水芭蕉)をご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんね。まさに現在、県内各地で見ごろを迎えているミズバショウですが、今回は信州の花名所で、群生地のひとつ、長野市戸隠のミズバショウ情報をお届けします。

戸隠森林植物園にて
写真は一週間前に撮影したものです。全国的にも有名な戸隠神社の奥社前の駐車場に車を停めて、森林植物園に向かいました。

植物園内は木で作られた歩道が整備され、入口から数分歩くとミズバショウが群生するポイントがあります。当日は天気も良く気温も上がったため、高原とはいえ午後の陽射しで少し歩くと汗ばむほどでした。

まさに今が見ごろのはず
頭上からはウグイスの鳴き声が聞こえ、歩道のあちこちにこの植物園で観察できる野鳥の案内板があります。ほどなくミズバショウの群生ポイントに到着すると、一部で大きくなったミズバショウがあるものの、全体的にはまだ咲きはじめといったところ。歩道を歩く観光客のみなさんからも「見ごろはもう少し先かな」といった声が聞こえてきました。あれから一週間がたった今週から来週にかけてが、絶好の見ごろかもしれません。

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それは変わらぬ美しさ
ミズバショウはサトイモ科の多年草で、緑色の葉がバショウ(芭蕉)という植物の葉によく似ていることから、この名がついたと言われています。花に見える白いものは仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれるもので、葉が変形したものです。仏炎苞という名は、仏さま(仏像)の背後にある光背の炎の形に似ていることからついたといい、実際の花は仏炎苞の中心にある棒状の黄色の部分にあります。

きわめて印象的な姿が目に焼きつきますが、調べたところミズバショウの花言葉は「美しい思い出」「変わらぬ美しさ」でした。

戸隠観光協会に確認したところ、ミズバショウはいまがまさに見ごろとのことで、今後の天候にもよりますが、20日頃までは楽しめるのではないかということです。GWの混雑を避けて旅行を計画されている方がいらっしゃいましたら、戸隠神社や戸隠そばとの合わせ技で、この地を訪れてみてはいかがでしょう。なお、お出かけの際は事前に最新の状況を観光協会などのサイトでご確認下さい。

また、長野市では「戸隠森林植物園」のほかに、飯綱高原の「信濃路自然歩道」や、鬼無里(きなさ)の「奥裾花自然園」がミズバショウで有名です。こちらは7ヘクタールの敷地に81万本ものミズバショウが咲いています。

参考サイト:

長野県のみずばしょう開花情報

観光情報:

戸隠観光協会(026−254−2888)

鬼無里観光振興会(026−256−3188)

飯綱高原観光協会(026−239−3185)

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