桜前線が北上して、信濃は今まさに美しい花の季節。桜やアンズの花が見事に咲き誇っています。今週の月曜日に撮影した松本市の国宝松本城は絵のような美しさでした。これからはさらに、チューリップや菜の花、モモ、リンゴ、ミズバショウ、カタクリなどなど、百花繚乱、春がほとばしる季節が訪れます。
まもなく今年も大型連休、心躍るGW(ゴールデンウィーク)。GWには、なにをしようか、どこへ行こうかと、あれこれ思案中のみなさんもおられることでしょう。4月から新生活をはじめたばかりの方も、ここらでホッと一息ついて、いのちのよみがえる信州でリフレッシュはいかがですか?
今回は、北信濃の花にまつわるイベント情報をピックアップしました。
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写真提供:(社)信州・長野県観光協会 |
まずはすでに長野市の春の風物詩にもなっている「善光寺花回廊−ながの花フェスタ2008−」を紹介します。
長野市が花に包まれる7日間
長野市の善光寺へのストリートが花々で彩られ、毎年30万人以上の方がやってくる一大フェスティバルです。毎年来られている方も、初めての方も、その花々の前では、うっとりすることでしょう。今年で7回目となる開催のテーマは、オリンピックイヤーにあわせ「世界へつなぐ花の道」です。
花がまちを彩る開催期間は、4月29日(火)から5月5日(月)までの7日間。5月3日からは、メインとなる中央通りで1万5千鉢の花を使って、幾何学模様をあらわしたタペストリーガーデン、チューリップの花びらを一枚一枚手作業で敷き詰める花キャンバスなどのイベントが、みなさんをお迎えします。
また、この期間にあわせて、コンサートやフラワーマーケット、フラワーカフェも登場します。その他、ぱてぃお大門、権堂アーケード、錦町通りなどなどの通りや広場が花、花、花に埋めつくされます。
花が好きでたまらない、自分でも参加しないと気が済まないという方には、「フラワーコンテスト」もあります。ハンギングバスケット、コンテナガーデン、ミニガーデンなどの各部門で腕試しもできます。出展希望者の受付締切は4月27日です。
善光寺花回廊−ながの花フェスタ2008−公式HP
幸せを呼ぶ黄色一色で春の大地を埋めつくすのは「第25回いいやま菜の花まつり」。会場は、信州の北に位置し千曲川がゆうゆうと流れ、県内でも有数の豪雪地でもある飯山市の瑞穂地区の菜の花公園一帯。開催期間は、5月3日(土)から5日(月)までの3日間。
ライトアップは見物
3日は、ポイントをゆっくり歩き回り花を満喫する菜の花オリエンテーリングや大本山善光寺大願雅楽演奏会、餅つき大会、4日には地元学生や市民がふるさとの歌などをうたう朧月音楽祭やお茶を楽しめる「野だて」などが予定されています。期間中は、地元特産品が並ぶ菜の花商店街も登場。また、菜の花公園の夜のライトアップはお見事のひと言。
会場の菜の花は、咲いてから2週間はもちますので、5月中旬までは楽しませてくれますよ。なにしろ菜の花公園は唱歌「朧月夜(おぼろづきよ)」の舞台となったところ。おぼろ月夜の菜の花畑を歩くのもなかなかの体験かも。
GW中には、菜の花まつりの会場近くから千曲川を舟で下りながら自然や動植物などを間近で触れられる「千曲川舟下り」も運行されます。
第25回いいやま菜の花まつりHP
北信州いいやま千曲川舟下りの旅webサイト
現在、あんずの花がちょうど見ごろを迎えている千曲市では、これからGWにかけ、森の「チューリップの里」で可憐なチューリップが咲き乱れます。あんずの里の手前ですので、もうご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。すでに、4月11日(金)からはじまっている「チューリップまつり」には、3haの畑に約200種類、100万本のチューリップがお出迎えしてくれます。
チューリップはお持ち帰り可
現在は、まだつぼみが多いものの、大型連休にはその花を存分に咲かすでしょう。一面に咲いているチューリップは、かわいらしくて、どこか愛おしくなる存在です。まつりは、5月6日(火)まで。
会場は、世界でも珍しい「球根を掘って持ち帰れる」システム。入園料は、500円でチューリップ2本を自分の手で掘り取れます。掘り取りのさいに使うバケツや竹ベラは、貸してくれます。また、持ち帰ったチューリップは、翌年見事な花を咲かせることができますよ。
第44回信州NAGANOチューリップまつりwebサイト