善光寺への初詣。思い起こせばすってんころりん!?

 
 
初詣2016

2016年元旦の善光寺

初詣、行きましたか。長野在住の記者は、大晦日の二年参りは町内の神社、元日の初詣(正確には元旦2件目の参拝)は善光寺というのが定番です。また、ダルマと破魔矢を善光寺で買うのも恒例です。暖冬で、今年初の善光寺参りは大変穏やかでした。
思い起こせば、昨年の元旦は寒さが厳しく、前日まで降った雪が凍って、ダルマを買った大勧進の門前はツルツルでした。注意しながら歩いたのですが、足を滑らせすってんころりんと・・・。後ろを歩いていた、小さな女の子連れのお母さんが「大丈夫ですか」と声をかけてくれました。そのあとで女の子に「ダルマさんと転んだね」と小声で話しているのが耳に入り、えらく恥ずかしかったっけ。
比較的穏やかだった今年の三が日は、日本全国の神社やお寺は昨年以上に参拝者でにぎわったことでしょう。日本人にとって正月は特別なもの。また、今年は「御柱祭」の年でもあります。諏訪大社にも大勢の初詣客が訪れたようです。この特別な年に、諏訪湖の「お神渡(みわた)り」があるといいのですが、この冬は記録的暖冬ということで無理かも。

初詣2016

「御柱祭」を迎える諏訪湖

そういえば、昔会ったイギリス人の英語教師が言っていました。「あんなに正月を律儀に扱う日本人が、初詣は神社でも寺でもOK、というのがわからない」と。まあ、クリスマスのケーキとプレゼントは忘れずとも、ミサにはとんと縁のない日本人がほとんどだし、お盆は仏様、お祭りは神様などと都合よく使い分けているように見えたのでしょう。
ただ、そのファジーさゆえに、日本人は宗教戦争をせずに来られたのではないか、などとお屠蘇気分で考えています。(昭和人)

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昭和人

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