2月14日はバレンタインデー。
チョコをもらえるかソワソワしている男の子や、告白しようとドキドキしている女の子もいることでしょう。あげる側ももらう側も、はたまた見守る側も温かい気持ちになる日です。
学校や職場では、日頃の感謝を込めた「義理チョコ」が配られるかもしれませんね。
さて、全国各地の百貨店やデパートでは、バレンタイン商戦が繰り広げられています。ここ長野県も例外ではありませんが、中には一風変わったチョコレートもあります。
長野県にちなんだチョコレートをご紹介します。
内藤とうがらしチョコ
内藤とうがらしの歴史は古く、江戸時代の新宿に存在した内藤藩の下屋敷で唐辛子を栽培したのが始まりです。当時の蕎麦人気とあいまって、唐辛子は薬味として愛用され評判になったため、農村地帯でも生産が盛んになったのだとか。
長野県伊那市高遠町では、高遠藩主である内藤家と繋がりがあったことから、内藤とうがらしによって街の元気づくりをしようと、伊那市観光協会や伊那商工会、地元公民館や農産加工グループなどの様々な団体によって構成された住民グループ「高遠版内藤とうがらしプロジェクト」が結成され、「内藤とうがらしチョコ」が開発されました。
では、ひとくち。味はビターチョコレートを基本としています。噛んでいると、唐辛子の破片を感じられ、だんだん辛味を感じるようになっていきます。飲み込むと喉の奥がピリ辛! としました。甘さと辛さのコントラスト、甘いかと思ったら後から裏切られるこの感じ! 食べていて楽しいチョコレートです。
内藤とうがらしチョコは、期間限定でオンラインストアで買うことができます。詳しくは「内藤とうがらしプロジェクト」をご覧ください。
ボンボンショコラ オ サケ MIZUO
こちらのチョコレートは長野県飯山市の酒蔵・田中酒造店の日本酒「水尾」と「メゾン ショーダン」がコラボレーションした一品です。
「水尾」は、県内に数多くある日本酒の中でも人気が高く、居酒屋では「水をください」と頼むと水尾が出てくるのだとか・・・(その逆も然り)。
鼻から抜ける日本酒の香り♪ ボンボンなのでアルコールの味が感じるのかと思ったら、あまりお酒感はなく食べやすいボンボンでした。中はドロっとしているのではなくガナッシュになっており、周りはチョコでコーティングされています。外はパリっと中はしっとり、舌の温度で溶けるのでおいしさ倍増です。基本はビター味ですが、日本酒の甘さがチョコの中に詰まっていて、甘さ際立つチョコレートです。
【ながの東急百貨店にて、2018年2月14日まで販売】
八幡屋礒五郎のチョコレート
長野県民なら言わずと知れた、七味唐辛子などをはじめとする唐辛子専門店「八幡屋礒五郎」。
こちらでは、七味唐辛子の素材と相性のよいカカオ豆を選定し、一味変わったチョコレートを販売しております。 アソートセットには、唐辛子・麻種(オタネ)・紫蘇・生姜・山椒・白胡麻・柚子・プレーンの8種類が入っています。
「唐辛子×タンザニア産カカオ」を食べてみると・・・辛い! 噛んだ瞬間に甘さよりも辛さが先行。これはチョコレートなのか? と思うほど。噛むほどに辛さが増しますが、唐辛子の香りが良く、なんだかクセになりそうな一品です。
紫蘇や柚子にはベトナム産のカカオが使用されています。このベトナム産カカオは酸味があり、紫蘇や柚子を合わさることですっきり・さわやかなチョコレートになっています。
中でもオススメしたいのが「山椒×キューバ産カカオ」。山椒好きにはたまらないチョコレートです。味はチョコレートのまま、鼻を通る香りだけが山椒になっています。また、山椒独特の舌を刺すようなビリビリとした感触が残っているため、刺激的なチョコレートです。
アソートセットを食べ比べてみると、原産地のカカオの違いによっても味が変わるので2度楽しめるチョコレートになっています。
【八幡屋礒五郎本店、MIDORI長野店にて販売】
自分で楽しむのも良し、あげるのも良しな長野のチョコレート。
気になるあの人に、来年は刺激的なチョコレートを贈ってみていはいかがでしょうか?