そのカフェのドアは、ちょっとクセがあって、入口の注意書きには「持ち上げるように開けてください」とあります。インドのボートハウス(家がのった船)をイメージしたという建物に入ると、そこには、ちょっとした秘密基地のような空間が広がります。
とっておきのボートハウスでのんびり過ごそう
お店の名前は「MON marushime(モン マルシメ)」。飯縄山の東山麓に位置する住宅街の一角に2015年春にオープンしました。若いご夫婦が営む、MEALS(ミールス)が自慢のカフェです。特徴ある外観からすると、それほど広い敷地ではないのですが、1階フロアと中2階のフロアが細長くつながっていて、空間の広がりを感じます。中2階は陽光がたっぷり入る明るい空間、1階は落ち着いた空間になっています。塗装や仕上げなどは、ご夫婦自ら手掛けられたそうで、ご主人が「蚤の市などで見つけました」と話すインテリア小物も、なかなかこだわりを感じます。
野菜たっぷりで、体にうれしい「ミールス」!
ミールスとは、南インドの食事で、ご夫婦がケララ州を旅行した際に美味しいと感じたものを提供しています。野菜を中心としたおかずとごはん、パパドという豆をおせんべい状にしたものがプレートに乗っています。そこにスープのような汁ものがついています。「とにかくまぜまぜして食べてください」というご主人のお話に従って、おかずをすべてごはんにかけ、パパドもパリパリ割って食べてみました。カレーとは違いますが、スパイシーでとても美味しくいただけます。食べ終わると満腹感がありますが、サラダ油を使っていないためか、もたれる感じはありません。おかずにはココナッツが使われていて、味はマイルドです。「味も現地のままを再現していて、日本向けにアレンジはしていません」とご主人。おかわりは自由で、どれも無料というのもうれしいサービスです。
カフェタイムは手作りスイーツににっこり
奥様が作る手作りスイーツもおすすめです。いち押しはチョコレートパフェ。「これだけはいつもあります」というだけあって、チョコレートクリーム、アイスクリーム、生クリーム、ブラウニーなどが調和した至福の味。クリームブリュレも、パリッと仕上げたカラメルの下にトロリとした濃厚なプリンが本格的です。カフェタイムではぜひ味わってみてください。
2016年1月は16日からの営業予定で、週4日程度の営業をするとのこと。文字通り、隠れ家のようなカフェですが、新しい美味しさに出会える素敵な場所です。
- 長野県上水内郡飯綱町豊野1752
- TEL 026-217-2009
- 営業時間 11:30〜18:00(ラストオーダー17:30)
- ランチタイム 11:30〜14:00(ランチはなくなり次第終了)
- 定休日 Webサイトでご確認ください
■公共交通機関でのアクセス
長野駅から、しなの鉄道北しなの線「牟礼駅」下車。
牟礼駅からタクシーで3分。または、長野電鉄バス(吉村・牟礼線)にて「福井団地中」下車、徒歩1分。