当ブログの名物コーナー「信州のcafe」。信州の喫茶店はあらかた網羅している気がしますが、いまだとりあげられていないカフェをとりあげてみたいと思います。名づけて、「信州の裏cafe」第1弾!
善光寺門前で人気の古民家スポット
御開帳などで有名な、信州を代表する観光名所、善光寺。
この界隈に、一昨年(2016年)12月、喫茶と古本が楽しめる「大福屋」がオープンしました。
善光寺を正面に、信号「善光寺」を右に曲がり(写真左上)
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100mほど直進すると西宮神社が見えてきます。(写真左下)
神社右手にある細い道を進み、
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案内板のある電柱を曲がった先が「大福屋」です。
もとは下宿屋と魚屋が営まれていたそう。建物、店内ともに、どこか昔懐かしい雰囲気で、1階に古本スペース、2階に喫茶スペースがあります。
2階の喫茶スペースは、下宿を営んでいた頃の食堂と和室を改修したそうです。下宿時代を思わせるなんとも庶民的で家庭的な空間が広がっています。
おいしいキーワードは「牛乳」!
こちらの喫茶店では、特製の「牛乳うどん」が名物です。
見た目はクリームシチュー。ベースは鶏ガラスープ、そこに味噌の優しい甘みと、隠し味的な牛乳のコク、まろやかさがやってくる感じです。
編集部員は迷わずこちらを注文しましたが、とても優しい味に身も心も温まりました。
こちらは鶏がら味噌味。カレー味もあります
「牛乳うどん」は、喫茶を立ち上げるにあたって「毎日人々にとって必要な栄養素は何か」を考えたときに、牛乳が思いあたったことがきっかけでした。料理が得意な友人とメニューを考案し、「どうせ使うのなら地元産の牛乳を使いたい!」とのことで隣町の「小布施牛乳」を使っているとのことです。
こちらの「大福屋」の営業時間は、朝7時30分~9時、14時30分~17時ですが、間の11時~14時までは、「とんかつ成満堂」として、地元産の食材にこだわった料理を提供しています。
信州産のとんかつ、しょうが焼き、信州産大豆で作った納豆、信州味噌でつくった味噌汁、野沢菜・・・。
ご飯は、木島平産のお米を使い、自家精米で7分づきのものを提供しているとのことです。
地域に愛される「食」と「場所」を提供
「大福屋」を経営する望月ひとみさんは、東京から長野にUターンをしました。「地元に住みたい」「地元で人が集まれるような場所を作り、魅力を発信していきたい」と考えていたところ、たまたま参加した「空き家見学会」でこちらの建物に惚れこみ、活用することを決心したそう。
この場所を活かしてどういうことができるのか、自分のやりたいことと照らし合わせたとき、喫茶店と古本屋という形態が思い浮かんだ、とのことです。
「この町にもっと人が住んで活性化してほしい。そのために必要なことは、『食』だと思っています。気どらずに、子どもから大人までどんな世代の人も気軽に立ち寄れて、地元の人が地元のおいしいものを食べられる。そんなお店にしていきたいです」
望月さんは力強く述べていました。
編集部員もリピーターになってしまいそうです♪
大福屋
- 長野県長野市岩石町222-1
- TEL 080-4915-2763
- 営業時間
- モーニング 7:30〜9:00
- カフェ 14:30〜17:00
- 不定休
※11:00〜14:00は「とんかつ成満堂」として営業