「信州の裏cafe」シリーズ第2弾!
今回は、おそらくあまりの危険さゆえに、編集部員の誰もがこれまでとりあげることができなかったカフェを、意を決して紹介します。
こんなカフェは、長野県内、いや全国どこを探してもないのでは・・・?
注)ネタバレあります。また人によりご気分を害される写真があるかもしれませんので、閲覧は自己責任でお願いします。
スプーンアートの世界へようこそ?
やってきたのは、残雪の北アルプスが映える安曇野市穂高。
穂高駅から歩いてすぐの場所にその奇妙な喫茶店はありました。
その名も「おもしろカフェ スプーンアート」。
中に入ると、まずそのアートな空間に驚かされます。
スプーンを千本単位で使い制作したウルトラマン、バルカン星人や、動物の模型など・・・。
それだけではありません。座席や、店内の張り紙、壁にかけてある絵など、いたるところに小ネタ(おふざけ)が散りばめられています。
ギャラリーでカフェでお化け屋敷
とりあえず圧倒されながら席につくと、メニューが届きました。
ん!? メニューは、なんと、傘に書いてあります! 笑
しかも「愛すコーヒー」「愛すティー」「大人のカルピス」など、よく分からん、いや、分かるんだけど分からない内容になっています。
とりあえず、注文を終えると(何を頼んだかは後ほど・・・)、オーナーから、「待ってる間にトイレでも見てきて」との逆オーダーが。
ペンキ塗りたてらしいトイレに行き、薄暗い中おそるおそるドアを開けてみると・・・。
はい、お化け屋敷でした!!(怖)
写真はフラッシュをたいていますが、実際は暗い中でこんなのが浮かび上がってきますからね、もうね・・・。
実はこちらは地獄のトイレ。もう1つ天国のトイレがあり、それがこちら。
いや、なんかもう、どちらの空間でも普通に用を足すことなんてできませんよね・・・。
ツッコミが止まらない大人の味
呆然としながら席に戻ると、注文した品物が来ました!!
こちらは何だと思いますか?
特選丸大豆の醤油とオリーブオイル? いいえ、違います。
このように、グラスに注げば、アイスコーヒー。いや「愛すコーヒー」なのです。
醤油さしにはコーヒーが、オリーブオイルの容器にはガムシロップが入っています。
続いて登場したのは・・・。
何だこれ、トイレセットが来たよ、おしっこ入ってるよ、しかも丁寧にスリッパ付きだよ・・・。
と思いきや、こちらは「ジンジャーエール 一番搾り」。
え~このように紙コップに移して飲むわけですね。笑
そして極めつけはこちら。
とりあえず下半身に蛇口がとりつけられたマネキンが運ばれてきまして、蛇口を回すとあら不思議、おいしいおいしいアイスティーが出てくる仕掛けでございます(呆)
※「スーパー生愛すティー」とのことです。
食べ物も「大人のロールケーキ」なるものを頼んだのですが、あまりの衝撃ゆえ、流石にブログ掲載を自重したいと思います 笑
いやいや、ここまででもなかなか際どいかとは思うのですが・・・汗
オーナーは造形作家
さて、こちらのお店の造形物やアイデアは、オーナーで造形作家の、松原弘己さんが1人で考え、創作をしたもの。
「なぜこのようなコンセプトのお店を?」と尋ねたところ、「いや~自然とこうなっちゃったんだよね~」と答えていただきました。まさに奇才!
カメラを向けると、スプーンで自作したお面をかぶりノリノリでポーズ!
あれ、横のノボリ、どこかで憶えがありませんか? しかもこの雰囲気は・・・。(ヒント)
入店には少し勇気がいるけれど、シュールで、不思議で、衝撃的で、でも愉快な気持ちになれる稀有なカフェ。よろしければ体験してみてください!
おもしろカフェ スプーンアート
- 長野県安曇野市穂高5968-3
- TEL 0263-31-3736
- 営業時間 10:00~18:00
- 不定休