やったもん勝ち!食生活の改善ポイント
(1) カロリー計算は逆効果?
人が食べ物を食べる一番の目的は「身体を養うため」です。
身体が十分に養えるほどの栄養を摂取することができれば、たとえ総カロリーが少なくても満足感が得られるとともに、その習慣は長続きもするんです。
しかしながら、栄養を考慮せずカロリーばかり気にして食事を摂っていると、身体は栄養を求め、結果的に食欲が増してしまいます。カロリーは人の計算で行うのではなく、人の頭が自然に判断するもの。しっかり栄養補給することこそが肥満防止、正しい食生活の改善となっていくんですね。
(2) 質の良い食べ物を食べよう
食べすぎや運動不足は自分の意志の弱さが原因だと思っている方はいませんか?
実はこれは大きな間違いなんです。質の悪い食べ物やストレス、寝不足といった生活習慣が悪いとホルモン機能不全となり、結果的に食べすぎや運動不足になってしまうんです。
規則正しい生活習慣や、質の良い食べ物を食べることを心掛けましょう。
質の良い食べ物と質の悪い食べ物とは以下のことを指します。
質の良い食べ物と質の悪い食べ物の見極め方の一つは「食べ物が腐るかどうか」です。食べ物は本来、日が経てば腐っていくのはあたりまえですよね。腐らない食べ物というものは、そのままの食材に「腐らないようにするための加工」を加えているもので、身体に良いものはほとんどないと言えます。
(3) 油の真実を知ろう
油は「身体に悪い」というイメージを持っている方が多くいると思いますが、油には様々な種類が存在し、必ずしもすべてが身体に悪いというわけではありません。
「人は生き物を食べ、命をいただくことで生きている」とも言われているように、生き物の脂・生鮮食品の脂はむしろ人間の身体において必要なものなんです。
対して、「トランス脂肪酸」や「植物由来の精製油脂」は身体に悪いと言われています。
加工食品のほとんどは、食べ物を腐らなくするため、植物性加工油脂を使用しています。実験で、とあるファストフードで販売しているポテトフライを購入し、そのままの状態にしておいたところ、何年経っても腐らなかったという結果が出たそうです。(検証:富士見高原病院 矢代泰章)
(4) 家食の提案
ファストフード・スナック菓子・外食店などは、おいしくするために、糖分と脂質を絶妙なバランスに配分して提供しています。さらに、栄養面から見てもそのバランスは決して身体に良いものではありません。やはり、生鮮食品を購入し、自宅で調理することが、身体にとっては一番良いのです。
これを機に皆さんも自分の食生活を見直してみましょう。