御嶽山の紅葉と山里の味覚を満喫♪ 秋の木曽路旅

福島宿上ノ段地区

職場の旅行で木曽へ行ってきました。

まずは、木曽町の福島にある松島亭で昼食。江戸時代に建てられた築200年を超える民家「松島邸」を活かしたビストロは、千本格子が美しい宿場町の情緒が感じられる建物です。地元の野菜や信州の食材を使ったイタリアンをベースにした創作料理のランチコースを堪能しました。ディナーコースや併設の「BAR 松島」などもあり、夜も訪れてみたいお店です。そのほか福島宿上ノ段地区には、カフェとして営業する肥田亭などがあります。

三岳地区で花きの施設栽培などをしている農業法人を視察した後、太陽の丘公園で献花。昨年の御嶽山噴火で犠牲となられた方のご冥福を祈りました。ご案内いただいた農業法人の代表は「雨が続いて登山できない方が足止めされていて、噴火のあった日が久しぶりの快晴。そのことが犠牲者を増やしてしまった」と鎮痛な面持で話していました。

ちょうど、開田高原でそばまつりが開かれているということで会場に向かいましたが、終了間際に到着したため、イベントを満喫することはできませんでした。会場となった木曽馬の里周辺には、開田高原アイスクリーム工房があるので、ソフトクリームを食べることに。相変わらずの人気ぶりで、行列に並びました。この工房は「バニラ」と「とうもろこし」が有名ですが、月替わりのメニューがあり、10月は「そば」。新そばのこの時期限定の、そばソフトクリームというのも良いと思い、ゲット。そばの香りが強く、濃厚な味でした。

三岳地区の旅館山陽館に宿泊し、秋のきのこ料理とあたたかいおもてなしを受けた翌日は、霧しなそば工場を見学。ここでは常時見学・試食ができるようになっています。敷地には御嶽山の伏流水が飲めるようになっていますが、この軟水がそばづくりに適しているのだとか。見学コースの最後には、２階のお土産コーナーから御嶽山が正面に望めます。

旅程の最後は、御岳ロープーウェイ。紅葉シーズン真っ盛りで、バスの車窓から時折見える、渓流に紅葉の絶景は息をのむほどです。天気にも恵まれ、標高1,570ｍの鹿ノ瀬駅から2,150ｍの飯森高原駅まで上るとまさに絶景。御嶽山の七合目から見渡す信州の山並みは最高でした。

昨年の御嶽山の噴火で、観光業は打撃を受けているそうで、木曽郡下の６町村や長野県、観光団体などでつくる木曽観光復興対策協議会は、秋冬の観光シーズンに向けて誘客を積極的に行っているそうです。「つながろう木曽〜応援ありがとうキャンペーン〜」も始まりました。この機会に木曽路を訪れてみてはいかがでしょうか。（プリン作りの名人）