信州千曲市森『岡地天満宮』で「幸運の合格鉛筆」をお貸しします!!
受験シーズンを控え、二年参り・初詣で合格祈願に参拝される方も多いことでしょう。合格祈願の「学問の神様」と言えば、やはり「天神さま」でしょうか。数ある学問・受験の神様の中でも、由緒ある天満宮が信州にもあるんです。
地元でも意外と知られていない
歴史ある天満宮
日本一の杏の里としても知られる長野県北部、千曲市森岡地地区にある「岡地天満宮」。地元の皆さんには「御天神さん」と親しまれています。正式名称は『岡地天満大自在天神』で「大自在」と謳われていることからも、霊験あらたかであることを伺わせます。なにしろ菅原道真公(845〜903)自作と伝わる菅原道真公の木像(一般非公開)と法華経妙荘蔵王品一基が所蔵されているのですよ。
「なぜ、この信州にっ?!」と謎は深まりますが、なんでも大田道灌(江戸城を築城した武将)→徳川家康→徳川家光→土岐長庵(幕府官医)→真田家(松代)→長国寺和尚(松代)と歴史に名だたる人々の手をたどり紆余曲折を経て、現在の天満宮に安置されたそうです。編集部員は今回の取材まで知らなかったのですが......。防府天満宮や太宰府天満宮、北野天満宮に負けず劣らずの歴史に驚きです。
先輩から後輩へ
代々受け継ぐ合格パワー
そんな岡地天満大自在天神(御天神さん)では、今年から受験生の皆さんに合格祈願をした「合格鉛筆」をお貸しします。「お貸しする」がポイントです。合格の暁には、次の年に受験する後輩のために、お貸しした鉛筆を神社にお返しいただき、合格パワーを後輩に引き継ぐというものです。
合格鉛筆の貸し出しを企画された「OKG(岡地を盛り上げる会)」の皆さんが、「せっかく地元に由緒ある神様がいるので、この岡地天満宮を地域の皆さんに広く知っていただきたい」と、昨年の大晦日に豚汁の無料サービスを行いました。さらに今年の大晦日には、豚汁振る舞いに加え、上記の合格鉛筆貸し出しを始めることを決めました。
五角(ごかく)の鉛筆で合格(ごうかく)!
もともと昭和50年代半ばに、地元の屋代中学校の先生が、高校入試に合格した生徒から試験に使用した鉛筆を貰い受け、翌年の受験生にその鉛筆を貸し出すということを行っていました。「合格した先輩の幸運の鉛筆」にあやかって受験し、見事合格っ!! と念願かなった受験生は、借りた合格鉛筆+新品の鉛筆1本を先生に返すというルールだったそうです。
当時を知る皆さんも多いOKG有志の会合や飲み会などで、「あの時の合格鉛筆って良かったよなぁ」「あの鉛筆のおかげで落ち着いたもんだよ」などと話題になったことからこの企画が盛りあがった、とOKGの北島直樹さんは、合格鉛筆のきっかけについて語って下さいました。
実際、身近な先輩の合格パワーたるや計り知れず、受験生の精神安定剤としてはお守り以上の効果もあったとか。縁起ものの鉛筆の貸し出しを始めた屋代中学校の先生にあやかって、先生から教え子へという伝統が、また復活するかもしれませんね。
合格鉛筆は、下記の日程で貸し出しを行います。
・大晦日の「二年参り(越年祭)」
2012年12月31日23時〜2013年1月1日1時
・「元旦祭」
2013年1月1日8時〜9時
・「初天神」
2013年1月14日8時30分〜9時30分
幸多き一年になりますように
今冬は、穏やかな里にたたずむ由緒ある神社での合格祈願はいかがでしょうか。合格鉛筆で力をもらい頑張りましょう!!
受験生はもちろん、ご家族・ご親戚、お友達や先輩・後輩へのプレゼントにも喜ばれそうですね。
合格したみなさんは、ますますパワーのついた合格鉛筆を後輩の皆さんに引き継いで下さいね。
平成25年も皆様にとって幸多き年でありますように♪
◇岡地天満大自在神社(千曲市のホームページ)
住所:千曲市大字森944
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