日本列島の各地では、桜の花が散ってしまったところも多くなってまいりましたが、みなさんの地域はいかがでしょうか? ここ信州の標高の高いエリアや東信・北信地方では、これから徐々に見頃を迎えていきます。
公園などで楽しむ桜もいいですが、「ちょっとした運動になるお花見」はいかがでしょう。信州には、桜に囲まれた登山道を登っていくことのできる里山があるんです!!(^0^)/
安曇野を見渡すのどかな里山
安曇野市明科地区との境目に近い豊科の光(ひかる)地区にその山はあります。その名も光城山(ひかるじょうやま)。安曇野を挟んで北アルプスとは反対側に位置する標高911mの里山です。(本記事の写真は、すべて昨年の4月29日に撮影されたものです。)
光城山は桜の季節になると、登山道に沿って麓から山頂まで植えられた1500本の桜が、山肌にピンクのラインとなって浮かび上がる桜の名所となります。標高差が300mあるので、麓から山頂まで約1週間ほどかけて開花する桜が駆け上がる様子は、安曇野の春の風物詩の一つとなっています。
1時間足らずで山頂まで登れるので、家族でのハイキングや本格的な夏山シーズンに向けての足慣らしにぴったり。桜を楽しみながらゆっくり登れば、あまり疲れず心地よい汗をかける運動になります。
登山口からワクワク
満開の桜並木を目指す
そんな光城山に、山好きの編集部員が昨年のゴールデンウィークに登ってきました!!
昨年4月末の晴れた日。登山口は家族連れなどで賑わっていましたが、やはり普通のお花見スポットとは違うからでしょうか、"人ごみ"というほどではありません。これならゆっくり桜と登山を楽しめそうです。
この日、登山口付近はすでに葉桜になってきていました。ということは、中腹もしくは山頂辺りが満開を迎えているのでは?! そんな期待を胸に登っていきます。
しばらく登ると、桜の間から安曇野の風景が見えるようになってきました。登山道のところどころに眺めのいい休憩スポットもあり、そこから眺めると、意外と高いところまで登ってきているのが分かって、「もうひと頑張り!!」と気合が入ります。
運動のあとのお弁当は最高☆
30分ほどで山頂付近の開けたスペースに到着しました。期待通り、山頂付近が丁度満開を迎えています!!o(^0^)o
青い空と桜の間から見える安曇野の風景も相まって、とても気持ちのいい空間。家族連れがシートに座ってお弁当を食べていたり、子供たちがはしゃいでいたりしますが、公園でのお花見とは違い、静かで落ち着いた雰囲気で桜や景色を楽しめました。
安曇野の絶景スポット長峰山へ
光城山から尾根伝いに40分ほど歩けば、長峰山の山頂に行くことができます。長峰山は安曇野の田園風景と北アルプスを見渡すことができる絶景スポット。
山頂付近はパラグライダーの離陸基地となっているため、開けた眺望が楽しめます。この日は北アルプスに雲がかかってしまっていましたが、安曇野を見下ろす景色に圧倒されてしまいました。
ちなみに、長峰山の展望台までは車で行くことができますので、「安曇野の絶景をさらに手軽に楽しみたい!!」という方はご利用ください。
●光城山と長峰山の位置関係
●リンク
安曇野市HPより「光城山・長峰山コース」案内