北アルプスの山麓に新たなるブランドが誕生

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北アルプス。フォッサマグナの西の端に連なる雄大な山々。そこから湧き出ずる清冽な水と澄みきった空気のありがたさ、そしてこの偉大なる山々の山麓に暮らす人々の織りなす物語に育まれた特別な農畜産物や、それらを加工した他では手に入らない食品や飲料のことを、あなたはご存知でしょうか? それが「北アルプス山麓ブランド」と呼ばれはじめているものです。

今回、そのブランドの新たな認定品発表会とブランド認定品を用いた創作料理の審査会に出かけてきました。

At_the_Foothills_of_Northern%20Alps_02.jpg北アルプスの山麓で育つもの
この北アルプス山麓ブランドは、長野県の北西部にある大北(だいほく)地域とされる大町市、池田町、松川村、白馬村、小谷村において、原則として栽培され、飼育され、採取され、または生産されるあらゆる農畜産物を対象に、北アルプス山麓地域に対するイメージの向上につながるなど4つの条件をクリアした品目をブランド認定したもの。そして北アルプス山麓ブランドの認定基準とはいかなるものかといいますと−−

  1.北アルプス山麓地域に対するイメージの
    向上につながる物語性があるとともに、
    環境への配慮や自然条件の活用などに取
    り組んでいること。

  2.独自性があり、他の商品と比較し品質的
    に優れるなどの優位性があること。

  3.生産・製造過程の情報公開が可能など、
    品質・安全性に対する信頼性があること。

  4.安全性・継続的な生産販売が見込まれる
    など、将来性があること。

となっています。これらの基準をクリアしたブランドの認定事業者には、北アルプスの澄み切った水と空を連想させる青い暖簾(のれん)と生産農場の看板が与えられています。

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現在認定品は56品目
会場には新たな認定品のほか、ブランド品を活用したご膳などが並べられていました。今回の認定品は、当ブログでも以前ご紹介した白馬ガレットをはじめ、信州黄金シャモ、ワインなど合わせて10品目。新たな認定品を加え、米・酒類・漬物・加工品・農畜水産物など56品目が、今後は北アルプス山麓地域を盛りあげていくことになります。

また、北アルプス山麓ブランドの農畜産物から誕生した食事メニューの発表では、スポーツ合宿やこども農村交流向けに創意工夫された愛情あふれる、思わずワクワクしてしまいそうなメニューも提案されました。

ブランド化を進める推進力となっている北アルプス山麓農畜産物ブランド運営委員会(市町村・JAなど)の宮澤敏文委員長は「ブランドマークのデザイン化に3年、売り場の確保などここまでに苦労があった。このブランドはキラ星をひとつ作るというのではなく、チームで作るブランド。料理の認定含め、さらに工夫しながらアピールしていきたい」と強い意気込みを語りました。

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季節ごとに提案されるお弁当
今後は、季節毎に提案される北アルプス弁当が順次登場してくるので、大北地域を味わいに行くのが楽しみになることでしょう。ブランド認定品は管内の道の駅など8店舗で取り扱っているほか、ネットショッピングも行っていますのでぜひチェックしてみてください。長野県のおいしい食べ方編集部も、これからこのブランドに注目していきます。


お問い合わせ:
北アルプス山麓農畜産物ブランド運営委員会
長野県北安曇地方事務所農政課内
長野県大町市大町1058−2
電話 0261−23−6511
北アルプス山麓ブランドウェブサイト
北アルプス山麓ブランド・ネットショップ

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