秋のワイナリー巡りに塩尻まで出かけました

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多くの農産物の収穫も終盤になり、1年の実りに感謝する祭りが各地で行われています。先日は、塩尻の特産のぶどうで造ったワインをPRする「塩尻ワイナリーフェスタ2009 美しき秋のワイナリーめぐり」に行ってきました。

塩尻市の桔梗ヶ原一帯は昔からぶどうの栽培が盛んな土地。ぶどうの季節にはいつでもぶどうの香りに包まれています。そこでは栽培したぶどうを使ってのワイン製造が盛んで、特徴あるワイナリーが何箇所かあります。このワインを多くの人たちに知ってもらおうと、このフェスタは毎年行われています。

ヌーボーワインの独特の香りと味
JR塩尻駅前のワインステーションで参加受付を行うと、試飲用のワイングラスをもらうことが出来ました。このグラス、特殊焼付けで手で持つ部分には漆が塗ってありなかなかしゃれたグラスで、名前はうるしグラス「すいとうよ」と言うそうです。その由来ですが、ガラスと漆という異素材を仲良くくっつけたということで、ガラス(ギヤマン)が西洋から伝えられた長崎のお国言葉の「好(す)いとうよ」と、透き通ったガラスの意の「透(す)いとうよ」をかけて名づけられました。で、そのグラスで、早速今年のぶどうで造ったウエルカムワインをいただきました。

赤・白とも多少渋みの残った「まだ熟成しきっていないワイン独特の香りと味」を楽しむことが出来ます。何杯もお替りする人も見られました。ワイナリー巡りは、5箇所のワイン工場などを回るシャトルバスコースと、2箇所のワイナリーをウォーキングで巡るコースの2コースあります。シャトルバスでコースを回ることとして、バスへ乗り込みました。

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各ワイナリーはワイン祭り
各ワイン工場などは、醸造所前の庭などを開放し、テントを設置して、今年出来立ての新酒を来場者に提供しています。数種類の試飲が出来、どれもおいしくいただけます。また、有料の試飲コーナーもあります。2008年産のメルローを試飲してみましたが、香り・こくとも新酒とは違い、ワインの素人にもその違いがはっきりとわかりました。

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松本市から7人のグループで参加したという男性(55歳)は、今回が2回目の参加とのこと。普段呑むのは焼酎が中心とのことでしたが、「ワインの魅力、奥深さもたまりません」と赤くなった顔で話してくれました。

ある工場のぶどう園を覗いてみると、世界のぶどう約8000種の中で最大の房になると言われるぶどうが実っていました。名前は「ネヘレスコール」(写真)で、房の重さ10キログラムの記録が残っているそうです。

塩尻駅から乗った行きのバスの車内は静かでしたが、最後のワイン工場から塩尻駅までの車内は、ワインの話しや今回のイベントの感想などを話す声で盛りあがっていました。工場などのイベント会場では、ワインのちょっとしたおつまみを販売していますが、メインになる食べ物がありません。来年は、訪れるワイナリーをきめて、ワインによくあうさまざまな手製のおつまみを持ち込んでみようかななんてことも考えたりして。せっかくでしたので昼食は、塩尻駅西口にあるイタリア料理の店に行きました。バイキング方式の昼食ですが、開店間もない時間でしたのでまだ料理の種類が整っていません。しかし、時間がたつにつれ、パスタや薄焼きのピザ、サラダ、デザートなど次々に出てきて、ワインとも相性がぴったり。1000円(女性は850円)のバイキングを堪能しました。

秋はワイン産地の桔梗ヶ原で、美しい秋の風景をめでながらのワイナリー巡りがおすすめです。来年はぜひいらっしゃいませんか。


関連サイト:

indexarrow.gif 塩尻市ワイナリーの紹介

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