長野県千曲市のあんずの里では、2日から「第54回あんずまつり」がはじまっています。先週のカバー写真で3月下旬のあんずの花の様子をお知らせしましたが、2日前の4月6日に再び出向いたところ、あんずの木々は5部咲き程度まで開花が進んでいました。高気圧におおわれてぽかぽか陽気のこの日は、散策すると汗ばむほどで、訪れた人の多くも薄手のシャツ姿で、花見を楽しんでいます。
北信州に春の訪れを告げる
展望台から眺めるとまだ寂しい開花状況でしたが、あんず畑の間を歩いていると、ほぼ満開の状態で迎えてくれる木もあります。花の間をミツバチが飛ぶ様子も見られ、まさに「春の一日」というものを感じさせてくれました。
平日ということもあってか、訪れる人の数はそれほどでもありませんでしたが、長い望遠レンズのついたカメラを携えた方の姿が、男女を問わず多く見られました。杏にしても桜にしても、春の到来を喜んで咲き誇る花というものは、誰しもをカメラマンにしてしまう魅力があります。
6日に千曲市観光協会に聞いたところ、この陽気が続けば2日から3日で満開になるのではないかということで、7日時点の同協会のウェブサイトでは7部咲きとなっています。週間天気予報によると今週はずっと天気が良さそうなので、うまくいくとこの週末は満開のあんずの花を楽しめるかもしれません。とはいえ、天候が悪くなれば花が散ってしまう場合もありますから、17日までのあんずまつり期間中にお出掛けを予定している方は、下記のウェブサイトで開花状況をチェックしたり、観光協会へのお問い合わせをお忘れなく。
アクセス:
千曲市観光協会
〒389−0821
長野県千曲市上山田温泉2−12−10
電話 026−275−1326
千曲市観光協会ウェブサイト
あんずの里観光会館
〒387−0005
長野県千曲市大字森1406−1
電話:026−272−0114